
先日のメールで歌舞伎座デビューのお話し
書いたメルマガに「リーズナブル」ってどれくらいですか~
って訊ねられたので,今日はそれを☆
一幕見席というのは
好きな幕だけを気軽に鑑賞できるお席のこと。
好きな幕を幾度も観にこられる常連さんや、
歌舞伎を初めての方のために設けられている人気席。
歌舞伎座4階に位置していて
椅子席約90名、立見約60名、
合わせて約150名、全てが自由席です。
私が見た「大石蔵の助最後の一日琴の爪」は
1時間20分程度でまさかの1200円@@
歌舞伎デビューには
有難いプライスです。最も、役者さんの表情はわかりませんし
息遣いもまったくですけど
歌舞伎座全体を観ることもでき
幾度も観劇している歌舞伎通と呼ばれる常連客がいて
「成田屋ァ」とか「音羽屋ァ」と役者の屋号を
大声で掛ける瞬間にも立ち合えるので
臨調感を味わうには事欠きません~。
歌舞伎って、敷居が高いものって思ってましたけど
正面玄関のすぐ横に「一幕見席入り口」って大きな案内もあって
ウエルカムされている感じムンムンで、
するするって入っちゃいました。(笑)

今回楽しんだ演目は
「大石蔵の助最後の一日琴の爪」
元祿十六年、主君の仇を討った赤穂狼士のうち、
大石内蔵助はじめ十七人は細川家にあずけられていた。
そのうちの最年少者磯貝十郎左衛門は
すでに生への執着を全く捨てているが、
磯貝十郎左衛門との祝言を間近にひかえて
磯貝から引き離されたいいなずけのおみのあきらめ切れない。
自分は仇討計画に利用されただけなのだろうか。
何とか会って、彼の本心をききたいと思っている。
そ思い募い遂に小姓に男装して邸内にしのび込むが、
磯貝十郎左衛門が心を乱して、
見苦しい最後をとげぬように心をくばる内蔵助は、
彼女に「こらえて下され」と云うばかり。。
十郎左衛門も、
「敵の眼をあざむくための祝言であった」と冷く云い放つ。
おみのは呆然自失して泣きくずれる。。。
そして、いよいよ切腹の日、
十七人の義士たちは、次々と切腹の座について行く。
おみのに同情する細川家の家来堀内伝右衛門は、
十郎左衛門に追いついて「何かおみのに一言!……」と目で語った。
その時、十郎左衛門は、
フク紗の包みを手渡すと静かに自害し果てた。
その中には琴の爪が入っている。
琴の爪は、おみののもの。
琴の爪をおみのとして愛おしく懐に忍ばせておいてもの。。
最後まで一同の死を見送った内蔵助は、
それを見て会心の笑みをもらした。
時を同じくして詰所では
おみのが懐剣で自らの喉をついて果てていた。。
討ち入りの裏舞台で繰り広げられていた恋物語
歌舞伎を観ることは
私には、大事な感覚を確認する時間となりました。
10日学び、10日働き、10日遊ぶライフスタイル
こんなのして遊んでます(笑)
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