私が大学を卒業して
はじめての職場は
地方で中堅どころの百貨店外商部
私は通勤条件の考慮から
配属されたのが、
最も営業成績の優秀な課でした
行き違い
ちょっとした人的ミス
お叱りを受けることに
至る理由は様々。
営業成績が最もよい営業マンにも
クレームはありました
が
その対応が、
そうでない人とは全く違ってました
全く違っていたその点は
「 スピード 」
クレームの第一報はお電話で
受けるのが私の役割でした
若かったというのを
その理由にしておきたいですが(笑)
ガンガンに言われることに
はい、申し訳ございませんと
最初は、言っているのですが
次第に言葉を失い
何も言えなくなる私がいました
その態度がまた
怒りを増したりして。。。><
取りも直さず
お客様のその状況を伝えると
営業成績の良い
できる営業マンは
それを知らせるや否や
「 菓子折りを用意して」と
迷いのない一言
出向く準備を
すぐさま整えると
営業に使っている
軽自動車に乗り込み
ものすごい勢い
軽自動車は、何かに
取りつかれたかのように
これまでに
見たことのないす速い動き
軽自動車なのに
ジェット機になったがごとくの姿に
私は、目を見張り
息をごくりと飲んで
見送った記憶があります
それは、まるで映画のワンシーン
恋人に一大事が
起きたかのようでした!
で
その営業マンが帰ってきたとき
私が声を掛けたのは
「 大丈夫だった?・・・ 」
すると
その営業マンは
「あなたに言いたいこと言っていたから
もう大分落ち着いていらしゃったよ。
それに、顔を見れば、本人には
そうそう言わないもんだよ、
速く、そして出向くのが一番!
君のおかげだよ、ありがとう!」とニコニコ
スピードの速さと
出向くということが
何よりということを
教えてもらったのは
このことからでした
更に、
スピードと出向くことの
威力を知ることになるのは
その後のこと
あのお客様から
高額のご注文のご依頼を
目にしたときです
一体どうして???
その間にお客様に何が起きたのか
また、営業マンは何をしたのか
当時は
ちっともわかりませんでした
が、
今はわかります(笑)
クレームに
いち早く対応するそのスピードから
私は、大事にされている!
と感じれたこと
これって
『 恋人対応! 』
飛び込んでいくその誠実な人柄に
お客様は、信頼に値すると思われた
これも『 恋人対応! 』
人は、言いたいことを言うと
ちょっと言い過ぎたなと
自分の姿を省みて歩み寄ること
これもまた
『 恋人との間に起こること 』
この間にお客様は、
お客様から「 ファン 」となっていき
その人に注文したい!に
なっていってたのでした