女の子を出産できたのです
胎教に良いことをと、「胎児は聴いている」というモーツアルト中心の音楽を聴き、 書籍を読み、勉強することが自然にできる様になることを願って、 自分自身が国家資格にチャレンジしたり、 「私」ではなく「お腹にいる赤ちゃんが欲しがる食べ物」を口に入れ、 妊婦生活を楽しく過ごしました
が
出産当日
破水してしまい、 私の赤ちゃんは、呼吸をすることが出来ず、 全身紫色で、産声をあげることなく取り上げられました
そして その取り上げられた直後 NICUに移動、手当を受けるために保育器の中に。。
やっとわが子を抱けたのは、出産から1週間。
赤ちゃんがお腹の中で聴いた私がお母さん・・ を証明できるのは私の心臓の音。
その心臓の音を、 赤ちゃんの耳に聞こえる様に抱き
「ごめんね、しんどかったね・・ごめん」と下手くそだった出産時のことを 謝ったのが、私が赤ちゃんに初めてかけたことば
その言葉を言い終わるか否やのその瞬間、
私の赤ちゃんは、 私に向けてにこっと笑ってくれました
それはまるで 「いいよーなんでもないよー」と言わんばかり、 Vサインでもしているかの様でした。
このことは ガラス張りのNICU室中央に置かれた わが子の入った保育器を夜中じゅう見ては、 出産の時に、赤ちゃんに負担をかけてしまった自分の不甲斐なさを 責めていたことから一瞬で救われました
その時の感覚は今でも、はっきり覚えています。
そして、同時に、この天使には敵わない!と そう思ったことも、よく覚えています
私を飛び越えた大きさで たくさんの喜びを私にプレゼントしてくれる私の娘は
今日で、27歳
真伊ちゃん、お誕生日おめでとうー☆
私のこどもに生まれて来てくれてありがとうー 私をお母さんにしてくれてありがとうー