□かぼちゃのお話
マクロビオテックで使う素材の解説です
第20回は かぼちゃ のお話
【 日本・西洋・ペポの3種類 】
日本かぼちゃの名前の由来は、
16世紀天文年間にポルトガル人が
中央アメリカ原産のものをカンボジア経由で
持ち込んだことが始まりといわれている。
当初はかぼちゃ瓜と呼ばれ、後にかぼちゃとなった。
別名のなんきん(南京)は、
寄港地のひとつだった中国の南京に由来。
西洋カボチャは、南米、中米の高地が起源とされ、
1863年にアメリカから持ち込まれた。
当初、北海道などの冷涼地で栽培が始まり全国に広まった。
大別すると、
日本かぼちゃ[黒皮かぼちゃなど]
西洋カボチャ[黒皮栗:えびすかぼちゃ・白皮栗など]
ペポかぼちゃ[もとは観賞用として入ってきた]の3種類。
ペポかぼちゃは果肉が淡白で、
ズッキーニやそうめんかぼちゃなどがこの仲間になる。
【 かぼちゃのミラクルパワー
】
活性酸素除去
動脈硬化予防
肌荒れ予防
肩こり改善
冷え性改善
西洋カボチャに豊富に含まれる
カロテンは体内でビタミンAとして働く色素で、
肌や粘膜、目の角膜、口や胃などの消化器官などを
覆う部分を健康 に保つ。
またカロテンは主として抗酸化作用を発揮し、
がんを予防したり動脈硬化の進行を遅らせたりと
免疫力を高める
ビタミンEは血行を促進しカラダを温めるので、
冷え性に効果があり、
女性ホルモンや男性
ホルモンの
生成を活発にして生殖機能を高める。
その他カリウムは血圧を上昇させる
働きをするナトリウムを体外へ排泄し、
血圧を下げる作用がある。
ビタミンCも豊富でコラーゲンの生成を助け、
皮膚を若々しく保ったり風邪などの病原菌を退治
してくれる。
B1、B2、E、カルシウム、鉄なども含んでいる。
食物繊維も豊富
これは食事に含まれる糖質の吸収速度を遅くし、
食後の血糖値の上昇を低く抑える作用がある。
血液中のコレステロール値や中性脂肪値をも下げる働きをする。
続きはまたあした・・・