4月24日 本日のメニュー
マクロビオティックとはひとつのものを丸ごと食べる「一物全体」、自分の生まれ育った土地を大切に考え、その土地でとれるものを食べる「身土不二」。このキーワードのもと、四季の移り変わりや体調に合わせて、食材を選らび、味付けや調理法を調整したものを食べて体の調子を整えようというものです。
マクロビオティックでは、全粒穀物と季節ごとの旬のお野菜を中心に食べていきます。
春は山菜やタケノコの苦味が冬にたまった老廃物を流します。夏は青い葉野菜が体を浄化し、寒い季節は根菜が体を温めて内臓の働きを助けます。
大地と太陽のパワーをいっぱい取り入れてきれいになりましょう!
【お品書き】
●主食…玄米ごはん
玄米は、生きているお米です。洗って一晩浸けたままにしておくと一晩で芽が出てきます。お米の命をそのまま「まるごと」頂けるのが玄米。食べるだけで、内側から気力と体力が充実してきます。
●スープ…セリのクリアスープ
おすましの味つけにも使う塩は海に含まれたミネラル分が固まってできた結晶です。古代からつかわれてきた伝統的な調味料です。塩は食べ物の中で、もっとも引き締める力があり、消化を助けたり、血液を強くする働きもあります。
春の七草のひとつのセリは、体を伸びやかにするエネルギーがあります。
●メイン…とうふハンバーグ*しょうゆソース
このお弁当はマクロビオティックをベースとしているので、お肉を使うことは基本的にありません。ひき肉のかわりにとうふを使います。とうふの原料の大豆には美白のもと・イソフラボンが豊富です。女子力アップに!
●副菜…菜の花のペンネ
春の代表的な花、アブラナ科の花のつぼみが開かないうちに摘み取ったものが菜の花です。独特のほろ苦さがあります。春の野菜のもつゆるめる力を取り入れて冬の間、体を温めるために体内にためていた脂肪をスムーズに出せるようにしましょう。
●副菜…野菜と豆苗のサラダ&レモン
春の味付けは油を少なめにし、塩・醤油・味噌などの味付けも薄めにします。調理
法もさっとゆでたり、蒸したりしたものを増やします。野菜のもつ素材の食感と彩
り、ライトな感覚を感じてみましょう。
●副菜…金時豆の甘煮
豆にはビタミン、ミネラルも豊富に含まれ、脂肪が少なく低カロリーです。植物性たんぱく質は動物性たんぱく質に比べて消化吸収がよいので体にやさしいのです。
●副菜…里芋の利休煮
「利休煮」というのは、ゴマを使った煮もののこと。千利休がゴマを好んで料理に使ったためと言われ、ゴマ料理には利休の名がつくものが多いのです。
●デザート…ショコラムース
白いお砂糖は体内のミネラルを排出させ、歯や骨ももろくしてしまいます。爪や皮膚
髪も痛み、便秘や生理痛、神経過敏や高所恐怖症の原因になることも。マクロのデザートは体や心に負担のかかる白砂糖・乳製品・卵を使わないで作ります。
●ドリンク…三年番茶
マクロビオティックでは自然治癒力を高めるお茶として、三年以上育ったお茶の木の葉を焙煎した「三年番茶」をすすめています。カフェインがとても少なくて体を冷やしませんし、脂肪を洗い流してくれる作用もあります。