ボローニャ歩き【イタリア旅行③】 | 女郎蜘蛛のトルコ生活@イスタンブル

ラヴェンナのTたちと別れて、エミリア・ロマーニャ州の州都ボローニャにやってきました。

 

 

 

ボローニャの街並みは、またラヴェンナと違って独特!

 

すべての建物の一階部分はアーケードのような屋根つきの回廊になっていて、

 

 

 

柱とアーチを連ねた道がつづいて、それが重なった光景が美しい!

「柱廊の街」と呼ばれている所以です。

 

 


そんなボローニャで、私が1番行きたかったのが、ボローニャ大学

 

 

 

11世紀に創立された世界最古の大学で、あのガリレオやコペルニクス、ダンテも卒業生です!

※モロッコのカラウィーイーン大学が最古という説もありますが

 

14世紀のボローニャ大学の講義の様子

 

 

アルキジンナジオと呼ばれる、16世紀に建てられたボローニャ大学初の校舎が公開されています✨

 

門から一歩入っただけで、こんなにどこもかしこも美しすぎ乙女のトキメキて、コーフンラブ‼️

 

 

 

階段までこんな調子。もう美しすぎて勉強に集中できないんじゃない?

 

 

 

一ヶ月前に行ったオックスフォードに続き、またしても古い大学を見る機会に恵まれましたが、やっぱりお城なんかでなく「知」にまつわる設備が立派に作られているのって、なんか感動します。

 

 

 

階段の天井や校舎の壁に並んでいるのは、卒業生🎓の出身地が記されたエンブレム

故郷をしょって欧州各地から学びにきたのでしょうね。

 

 

 

この部屋はもともと法学部の講堂だった場所だそう。

 

他の元教室はほぼ古書の保管場所になっていました
 

 

見所の一つは、人体解剖実験室

 

学問の自由🖋を勝ち取っていたボローニャ大学は、教会十字架の反対を押し切って、17世紀に世界で初めて人体解剖の授業を行ったのだそう。

 

 

 

まさにこういう絵画の世界だわ〜!おねがい

 

 

 

と、コーフンした私、聴講生になりきって写真撮ってもらいましたデレデレ

 

嬉しそう……


 

イタリアって、サン・ジャミニャーノとか、よくわからん塔がニョキニョキ立ってる都市が多いイメージですが、ボローニャにもありました。

地味だけどラヴェンナにもあった。

 

 

 

こんな高いものが12世紀に建てられたというから、すごいですね……。

 

写真で分かりにくいですが、ピサの斜塔並みに傾いてもいます。

 

ダンテはこのガリゼンダの傾いた塔を『神曲』の中で言及しているそう👀

 

 

さて、ボローニャ市内には、こんな遊具みたいな可愛い汽車バスで、市内を回るツアーがあります照れ

 

遊園地の乗り物みたいで子供が喜びそうだし、ルートの一つにTのダンナ氏がオススメしていたサン・ルカがあったので、乗ってみました。

 

 

 

市内から離れた丘の上に、サン・ルカ聖母教会が建ってます。

 

この場所は、12世紀にコンスタンティノープル(もちろん今のイスタンブルです!)からの巡礼者がアヤソフィアのイコンを持って来て以来、教会が建てられ聖地とされてきたのだとか。

 

 

 

善男善女が願い事や願掛けのために、世界一長いとギネスブックに登録されている階段の参道を登って参拝に行く、巡礼場所になっています。

 

今建っている教会は18世紀のもので、あんまり面白くなかったんですが、

 

 

 

この教会の屋根の上の展望台に上がれるということで、別料金を払って上がってみたところ……

 

教会の裏側の、建築当時のままみたいな小部屋や細い螺旋階段を通ることができて、普通なら見れなそうな部分をみれて面白かったです。

 

 

 

到着❗️

 

確かにボローニャが一望できますが、ちょっと遠すぎるかな。

 

 

 

教会の屋根の上に立った、という経験の方がやっぱり私には面白かったですね。

 

 

 

そんなこんななボローニャ滞在、次はボローニャから日帰りで行け、バルサミコ酢の産地であるモデナに向かいます。