たかが2年、されど2年。
2年ぶりに一時帰国した日本で、私が逆カルチャーショックになったことを書きます。
ビシッとした街並み
2年ぶりに見たら、東京の景色はどこもかも「ビシーーーーーッ」「ピシーーーーッ!」という効果音が聞こえてきそうで驚きました。
建物や道のつくりが、どんな安アパートでもキレイ鉄筋がはみ出たりしてない笑、どんな細道でも真っ平ら!穴とか開いてないだから街全体がキチンっ!として見えるんですね。
じゃイスタンブルがそんなに歪んで緩い街なのか?といえば、その場にいたら全然感じないし、歴史的で美しいと思ってたんだけど、
上のような、歴史的建造物は別として、よく見るとふつうの建物がかなりボロめ。
アパルトマンは歪んだり塗装がはげてるの多いし、崩れた階段や凸凹道は多いし、そもそもの建てつけが雑だし…、日本的な目線で見たらボロボロといっても過言ではないわ!
言葉づかいと物腰が丁寧すぎて癒される
駅員さんや店員さん、言葉づかいが世界基準で見たら死ぬほど丁寧、対応が誠心誠意、マックじゃなくても笑顔0円が当たり前でスゴイ。
これ、日本人なら当たり前のことですが、海外から来た者にはココロに沁みまくり
正直、自分がトルコの接客(「商品にカビ?他の持ってけば?」「え、買った商品が袋に入ってない?あんたがそれを受け取ってないって証拠は?」とかの対応、携帯でダベりながらのレジ打ち、列に横入りした奴を店員がそのまま対応、購入した服を畳まずぐしゃっとレジ袋にブッ込こむ、聞いたら「無い」と言われたモノが自分で探したらあったじゃん!etc.)に、知らぬ間に心がこんなに疲弊させられていたとは、帰国してはじめて気づきました。
いやこんな人ばっかりってワケでもないですけどね…
もう、百貨店とかモールみたいにお店が並んでる空間なんて、店員さんからマイナスイオンが溢れ出てて、その場にいるだけで心が癒され潤っていくのを感じましたよ。まさに心の森林浴。
中でも衝撃接客ベスト3は
人間ドックで聴診器🩺を手に内科医👩⚕️が言った、「心音を拝聴いたします」
…吹き出すかと思いました!どんな尊い方の心音よ!
薬局で、やや手間のかかる薬の使用方法を説明した薬剤師さん👨⚕️「すみませんね、お手数おかけしますが」
…いやいやいや!🤚自分の体のためにすることだから!薬剤師さんのせいじゃないから!
羽田空港🛩の税関で、スーツケースを開けられた私の前のトルコ人。「はぁ〜?またぁ?さっきも(植物検疫で)開けたんだけど!」それに対して税関職員👮♂️、笑顔で「ごめんなさいねぇ」
…いえいえ!ここ税関ですから!開ける権利がありますから!他の国だったら文句すら言えないし!
つーか、あのトルコ人!オメー自分の国でゼッテーそんな口きけないだろ!💢
日本に住んでいる時には「やりすぎじゃね?」と思うこともありましたが、海外で心を擦りへらし💔た今は、
「イイ❗️丁寧でイイ❗️丁寧万歳❗️丁寧よ永遠に‼️🙌」
ってなりましたわ。
清潔すぎる!
なんなら道路の上でもトイレの床でも寝れそうなくらい、をいどこもかしこも、清潔という意味でキレイ。
絶対に定期的にちゃんと掃除されているって信用が持てるもんね。
コロナ前から除菌、殺菌が徹底されていたし。
トルコでよく行く、若干高級め?カフェの店内のテーブルとイスなんて、「お客さんが座った後に消毒剤で拭いてます」と書いてあっても、アルコールテイッシュで拭くと毎回見事にティッシュが茶色くなるんですけど…。
東京で、甲州街道に面した外テーブルでコーヒーを飲んだとき。トルコと同様に拭いたら、ティッシュが白いままでビックリ!
こんな清潔だからコロナ抑え込んでこれたんかねぇ
モノが溢れている
いい意味でも悪い意味でも、ほんとーーに物質的には空恐ろしいくらい豊かだなって、帰国のたびに思います。
こんなにモノに溢れている国って、ほかにいくつあるんでしょう。
トルコだと、ショッピングモールがいくつあっても、中に入ってるテナントはどこも似たり寄ったり。
でも日本って、伊勢丹にあるけど髙島屋にないブランド、ルミネに入ってるけどららぽにない店とかあって、違う店にいくと違う商品がいっくらでも見つかるりますよね。
ドラッグストア、服飾、食べ物、電気屋も然り。
トルクメニスタン🇹🇲駐在中に一時帰国した時なんか、ドラッグストアに入った私、商品の種類に圧倒されて何も買えずに店を出てしまったことあります。
クリームったって何十種類とあってなんとか用、かんとか用、なんの時用、と細分化されてて、どれを買えばいいか分からなくなっちゃって💦アマゾンから出て来た人状態…
でも日本に2週間もいると、いつのまにか複数の店を渡り歩き、複数のクリームを使い分ける、日本に住んでいた時のマテリアリスティックな私🛍…に戻っちゃうんですけどね。
当然、いいところだけじゃない。
1ヶ月半の滞在中、2回も子供が電車内で怒鳴られました😓
それも、親の私が子供に注意している最中に😰
1度目は、子供が電車に乗るやいなや、靴のまま窓を見る体制になったこと。
2度目は、靴を脱いで椅子に座っていた時、靴下の足が座席のポール(写真参照)に当たったことで💧
お借り画像です
ダメなことがあったら、他人でも注意し合うのは良いことと思うんですよ。
でも、幼児がとっさにやったことで、親が「コラッ、靴脱ぎなさい!」「あし、ちゃんとして!」と注意してる声をかき消して、車内に響き渡る声で怒鳴りつける必要あるの?
子供じゃない例にすれば分かりやすいですが、優先席で携帯使ってる人がいたとして、まずは「あの、ここ携帯禁止ですよ」とかから声かけませんか普通?
開口一番に「ッゴラァッ!!携帯ダメだろーーーが!バカヤロウ!」って言うの?
まぁ電車内のイライラムードは日本で通勤生活してた時に知ってるし、電車内の多くの人がまったく他人に優しくないのは妊婦時代・赤子連れ時代に思い知ったので(妊娠後期でも席を譲るのは外国人、ベビーカー持ちでもエレベーターにサラリーマンや学生が殺到して乗れない、譲ってくれるのはいつも外国人)
ああ、厳しい社会だったよな、と思い出したんですが…
改めてこうして、日本のインフラの素晴らしさ、文化の高さ、経済的豊かさを実感した後だと、こんな申し分のない環境で暮らしているのに、一体なんでそんなに心に余裕がないの?と不思議になります。
もしや、あの笑顔0円的な仕事をさせられすぎて無理がたたってるのかね…
この怒鳴られ事件は、日本が居心地よすぎてトルコに帰りたくなくなってた私の心に冷や水を浴びせかけ、
「まぁトルコに帰ってもいいか、結局どこも良し悪しあるよね」
と冷静にさせてくれたので、良かったと思います。
今回トルコをディスり気味になりましたが、この点ではトルコはとっても良い国ですよ💕