モス活(モスク巡り)はじめました | 女郎蜘蛛のトルコ生活@イスタンブル

暇になったらイスタンブル中のモスクをシラミ潰しに巡りたい…照れというモスク活動 略してモス活🕌の夢があるんですが、気がついたらすでに開始しちゃってました。

 

 

地下鉄ヴェズネジレルVeznezciler駅ちかくの、カレンデルハーネ・モスクKalenderhane Camii

思わずモス活を解禁してしまったのは、このどう見てもかつて教会だったでしょ!っていうこのフォルム。

 

 

 

ずっと言ってますが、教会⛪️をモスク🕌にリフォームした建物に惹かれるんですよねー。

 

スペインのメスキータやセヴィリア大聖堂のように、モスク🕌を教会⛪️に改造した建物も好きですが…、正直ムスリムとしては最終形がモスクになってる方がより好きかなウインク

 

 

アヤソフィアと同じく、いろんな色と模様の大理石をがはめ込まれた壁。それ以外のところがレンガむき出しなのも歴史を感じる。

柱の上部には、イスラム的ではない様式の透し彫り。

 

  

 

 

メッカの方向を示すミフラーブ(写真右手の白い部分)は、やはり教会の正面とはズレて斜め右に作られてます。

 

 

 

入り口の上に、透し彫りの柱と、フレスコ画の一部が残ってましたおねがい

黄色や赤の丸は、よく聖人像に描かれている後光みたいなやつだと思う。

 

 

 

このモスク、諸説あるものの、少なくともビザンツ時代の11世紀には修道院併設の教会があり、13世紀に十字軍がカトリック教会にしたとか。

で、15世紀にスルタン・メフメット2世がイスタンブルを陥落させた直後、アヤソフィアと同様にモスクになったそうです。

 

 

お次は、アクサライを通るたびに気になっていた、ペルテヴニヤル母后モスクPertevniyal Valide Sultan Camii

 

 

 

ヴァーリデ・スルタンはスルタンを生んだ母后に与えられる称号だよーって同行した日本人のお友達に言ったら「知ってる!『オスマン帝国外伝』で覚えたから!」と言われてしまいました。おそるべし人気ドラマ。

 

とにかく女性が建てさせたモスクなので、外観も繊細で優美な細工と透し彫りがふんだんに施され、美しいったらないラブのですが…。

 

中が、もうッ…ハンパなかった。鼻血!

 

 

 

 

よくある全体が大理石で一部にタイルや模様っていうのではなく、贅沢にも壁のすべての面に手描きで図柄と模様が描かれていて、ブルー系と金の色合いも個性的で華やか!

 

万華鏡か宝石のようで、いつまでも座って眺めていたい美しさです…。感動ッ笑い泣き

 

 

 

 

今まで、オルタキョイ・モスク(↓)が一番好きでしたが、これを上回るモスクがあったとは…!

ちなみにどちらもヨーロッパの影響を大きく受けた19世紀の様式。

 

窓が多くて明るく、窓から目の前の海と船が見え、シャンデリアいっぱいでキラキラ…。

 

 

この後、すぐ近くのラーレリ・モスクLaleli Camiiにも寄りました。

 

 

以前にも入ったことある気がするけど、印象に残ってないのよね。

 

 

中はこんな感じ。

母后モスクの後だと「ふ〜ん」って感じになっちゃいますが、縞々アーチが印象的な綺麗なモスクだと思います。

 

 

 

 

 

週末には、オットが子供達をエユップ・スルタンEyüp Sultanに連れて行きたいというので、行ってきました。

 

 


ここは、預言者ムハンマド(saw)の教友の一人、アブー・アイユーブ・アルアンサーリーの廟がある聖地で、オスマン帝国の歴代スルタンは、即位や凱旋の際に必ずここを詣でました。

 

今でも人生の節目に詣でる人が後を絶ちません。うちもで、結婚、妊娠、出産などのタイミングで訪問してます。

 

 

エユップ・スルタンの詳しい説明や内部の様子は妊娠中に訪問した時の記事に書きました。👇

 

 

なのでここのメインは廟ですが、向かいにエユップ・スルタン・モスクがあって、過去に何度も来てはいるけど、今回はモス活のため子供達のため入ります。

 

 

 

うーん、こうやって比べてみると、装飾も少なく採光も弱めで、質実剛健な感じのモスクですわねぇ。

 

 

 

 

節目に詣でるといえば、男の子の割礼式に合わせて訪れる人も多いので、割礼用の王子様ファッション✨で記念撮影する子供があちこちにいます。

うちの息子もそろそろ割礼式するのでつい目がいっちゃう。

 

妹も一緒にオスマン風のビンダッル姿でカワイイな。うちの娘にも着せたい。

 

 

てな感じの、モス活報告第一弾でした。

このシリーズ、不定期に続きます💪