吉さんの駄洒落といい、合間のトークはやはり素晴らしい。

相変わらずだが、川中美幸さんとの掛け合いは、いつも最高だ。なんというか、独特の笑いの世界がある。

盟友山本譲二さんとの掛け合いもやっぱりいい。ファンにとってこれはもう、たまらんね。古風なネタが逆にツボ。

 

吉さんが披露された曲は、「涙、止めて」。名曲中の名曲。これはここ数年いつもコンサートのフィナーレで披露される名曲。やっぱりいい。それは言っておこう。ちなみに、当然ですがこの歌はフルで聴くのが正解です。今やコンサートでもフルではないから。

 

さて、今回の私のイチオシ歌手は、何と言っても朝花美穂さん。ちょっと言い方がま変かもしれないが、なんなのこれ!!っていうぐらいの、あまりにも衝撃的なギャップがたまらない。

代表曲(シングル5曲目)の「しゃくなげ峠」はやっぱりいい。素晴らしい。もう無条件に。なんというんだろう、この貫禄。この方のお声がいい。まずそれが一つ。私は個人的にどれだけ美声でも女性の甲高い声ってどうも苦手なんだけど、この方の声は絶対に低いといった方がいいけど、あまりにも美声。なんでこんなにいい声なんだろうとつくづく思う。吉さんですら、「いい声」とおっしゃるのもわかる。いや吉さんのこの感想は当然、嘘偽りがないから。とにかくその安定感抜群の低めの声が何よりも素晴らしいと思う。それに加えてすごい表現力なのだ。

 

そしてやってきた、2曲目の「瞼の母」のご披露。この歌番組で、2曲も歌える方は限られている。選ばれた人だけ。それだけは言っておこう。

 

当たり前だが、ひとたび歌の世界に入られたらこの方は別人。これがプロ歌手だと改めて思った。歌の合間のトークの時はあまりにも可愛くて、清純で、完全なる癒し系。何度もいうが、歌って居られない時の朝花さんは、本当の清純派であまりにも可愛い。思わず吉さんが「可愛いー!」とおっしゃるのもわかるのだ(笑)。素でもあまりにもかわいい方なのだ。それが歌の世界に入った瞬間、まさかの貫禄ですからね。このどしっとした貫禄、一体どっから来るんだって思わず絶句する。私(34才)よりもはるかに若い20代前半の方が、この貫禄。もはや、この貫禄が怖いなー。このギャップに狂っていく人は多いと思う(笑)。とにかく、今、一番一押しの演歌歌手の方は、朝花美穂さんで決まりです。