皆さん おはよふでござるん。


 下僕 朝7時に戻ってきて

 カーペットを模様替えした。


 


 うむ。 私の毛皮が 映えるから

 よし。


 ランチに ミチコちゃんを

 招くので


 



 おでんを盛り盛り仕込んでいる。



 幸せなる下僕である。


 以前も綴ったのだが

 下僕は料理が世界で一番

 キライだった。


 手間かけて作成しても

 胃袋に入れて

 後は 調理器具だの

 食器だのの後片付けに追われる


 食事が錠剤になって

 栄養取れて満腹になったら

 ラクチンなのに と

 思って生きていた。


 調理だけでなく

 家事がキライだった。


 無機質なホテル暮らしに

 憧れていた。


 人生って深い。


 キライなものが好きになったりする。


 



 動物そんなに好きではなく

 己の人生で まず

 ペットなるモノを取り入れるなんて 

 絶対ないと思っていたのに。



 ↑の私達に 人生の至福を

 感じている下僕である。


 

 そんな下僕であるが


 掃除して おでんを仕込んで

 そういえば

 昨晩 あんま寝てなかったのに

 気がついた。


 今から 


 この私達に

 悪戯されながら

 仮眠を 取ろうとしている。


 その前に

 おでんを浸してる

 下味の味見


 



 ちょいと コクが足りないので

 砂糖を入れる。



 ああ........。


 砂糖さんは 不思議なる

 存在らしい。


 味が引き締まったり

 まぁるくなったりする。


 おでんを煮込みながら

 


 私を撫でながら

 1時間爆睡する


 下僕である。