ダンジョンを探索してたあの頃。ダンジョン探索する時間もあった。
古い攻略本や雑誌を片付けてたら、雑誌の付録の間から手書きのダンジョンマップが出てきた。
方眼紙を使い、広さが足りなくなって糊で継ぎ足してる。力作だ。
端に1ミリ1マスと、遠慮がちな なぐり書きがある。
苦労したんだろう と思う。
比較的マッピングは嫌いではなかったが、やる気と根気が必要だ。
ダンジョンの予想以上の広さと複雑さに、マッピングやむ無し となり、しっかり準備とルールを決めて、挑んだのだろう。
マッピングの事は覚えてなかったが、クリアした事は覚えている。
ラスボスが激弱だったのだ。
と言うより、自分達が無茶苦茶強かった。
内容は覚えてないが、複雑なダンジョンをマッピングするほどだ。
あちこち苦労してうろうろする間に、レベルが上がり切ってしまっていた。
書きながら思い出してきたが、一番強いキャラは確かレベル89だった。
このゲーム キャラクターのすべてステータスに99までのレベルがあり、その平均がそのキャラのレベルになる。
レベル89なら、かなりのステータスがカンストしてただろう。
それにこのゲーム、パーティの一番弱いメンバーが必ず攻撃される。
ザコでも、ボスでも関係なく、こっちのステータス見えてるよなぁ、ってぐらい確実に同じ奴を攻撃する。
必然、パーティ全員を成長させなければならないのだ。
それでも、経験値は追い抜くことは無いので、いつまでも攻撃され続けるメンバーが不憫でならなかった。
話しそれた。腹たってきた。
手作りマップみて、ワクワクしながらダンジョン攻略してたあの頃をちょっと思い出した。
そんな時間もたっぷりあったのだ。楽しかった。
もう一回やるかと問われたら、さすがにやらないけど ラストハルマゲドン。