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今年の2月の半ばに、

養護施設の給食担当者の研修会で、

食育をテーマに講演をしました。


養護施設とは、諸事情があって

子育てできない親の代わりに

子どもたちを預かる施設です。

最近は、就学前だけ養護施設に預かってもらい、

小学校入学と同時に親の元に帰る子どもたちが多いようです。


2時間弱の講演でしたが、

私にとっては、とても有意義な時間でした。


まず、参加者の意識の高さには感心させられました。

子どもたちの中には、

ムシ歯が多く、満足に食事ができないこともあり、

私が伝える噛む回数を多くする食事、前歯を使って噛みちぎる食事には

ほど遠い現実を知ることができました。


しかし、参加されている先生方は、

できないからやらないという姿勢ではなく、

このような条件下で、子どもたちに

最良なことをしたいという

熱意のある姿勢には、頭が下がる思いでした。


今年の2月というと

芦田まなちゃん主演の

「明日ママがいない」

が話題の頃でしたが、

養護施設のスタッフの方は

子どもたち一人一人に向き合い、

少しでも子どもたちが、正しく成長できることを

考え続けていることを知ることができました。


食事は、大きな楽しみのひとつなので、

皆で、食卓を囲み、楽しく食べることを

一番心がけています~

と話されていたことが、印象的でした。


ここ数年、小児矯正を始めるようになって、

私が特に興味を持つようになったのが食事ですが、

楽しく食べるということが、

最も大切なことかもしれません。


講演会終了後は、丁寧な礼状と、

参加者のアンケートをいただきました。

とても勉強になった、食や自分たちの仕事の大切さを再認識したと

嬉しい感想もあり、

私にとっては宝物のアンケート用紙になりました。


これからも、食事の大切さを伝え続けていく勇気をいただきました。






毎年4月から9月まで、衛生士の専門学校に口腔衛生学を教えに行ってます。

今年20歳になる長男が年長の頃に行き始めたので、

15年目になります。


いわゆる衛生士のタマゴたちです。

3年間勉強して、立派に巣立っていくのが楽しみです。


講義が終了すると、質問を受けることがあり、

それも楽しみな時間です。


前回は、講義の合間に間食の話をしました。

糖分の多いアメ、チョコレート、ジュース類は、

ムシバの原因と認知されています。

しかし、体にいいと思われている

果汁100パーセントのジュースには

果糖という糖分が含まれていたり、

水分補給のイオン飲料には、

かなり多くの糖分が含まれているため、

ムシ歯になりやすいのです。


以前、1歳半で、体にいいと信じられている

ミカンを一日中、口にいれているために

ムシ歯になった子どもを見たことがあります。


確かに、果物に含まれる果糖は、

砂糖よりは、ムシ歯にはなりにくいのですが、

やはり、果糖でも摂取の仕方によっては、

このようにムシ歯になってしまうのです。

時間をきめて、たとえば食後や間食に食べる分には、

ミカンは優等生だと思います。


イオン飲料も水分補給には効果的ですが、

寝る前に、イオン飲料を哺乳瓶で飲ませたりするのは、厳禁です。

(結構、よくあるみたいです)


正しい知識を身につけて、

元気な子どもに育ててくださいね。



人間は、いろんな癖があります。

小中学生のときに、

ちょっとした癖を治せなかったせいで、

かみ合わせが悪くなって、

全身に大きく影響がでてしまったら・・・


という怖いお話をしてみます。


指しゃぶりや口をポカンと開けていたら、

出っ歯になるのは、広く知られていますが、

意外と見落とされがちなのが、オープンバイト。


オープンバイトとは、奥歯をしっかりかみ合わせても

前歯がかみ合っていない状態をいいます。

原因は、舌を前歯ではさむ癖があること。


乳歯のころからの癖だったり、

前歯が生えかわるときに、

そんな癖がでてきたり・・・

いろいろです。


小学生の低学年までに治ればいいのですが、

高学年になる頃まで治らないと、

とても治療が難しくなります。


オープンバイトは、奥歯に負担がかかるため、

将来的に、奥歯が早く痛む可能性が高くなります。

顔立ちにも大きく影響します。


子どもの癖をぜひチェックしてみてください。


他にも、奥歯が生え換わるときに、舌を奥歯ではさんでいるために、

奥歯が咬みあっていない子どもも見たことがあります。


「癖は無意識なんで、仕方ないよ~」


なんて言ってましたけどね。


その癖を今治しておくと、キチンと咬み合うようになるけどね。

とアドバイスしておきましたが。


治すのがとても難しい癖ですが、

トレーニングをしっかりすることで、

癖を治す子どももでてきました。


立派だなあ!

ついつい立場を忘れて称賛してしまう私でした。