今年の2月の半ばに、
養護施設の給食担当者の研修会で、
食育をテーマに講演をしました。
養護施設とは、諸事情があって
子育てできない親の代わりに
子どもたちを預かる施設です。
最近は、就学前だけ養護施設に預かってもらい、
小学校入学と同時に親の元に帰る子どもたちが多いようです。
2時間弱の講演でしたが、
私にとっては、とても有意義な時間でした。
まず、参加者の意識の高さには感心させられました。
子どもたちの中には、
ムシ歯が多く、満足に食事ができないこともあり、
私が伝える噛む回数を多くする食事、前歯を使って噛みちぎる食事には
ほど遠い現実を知ることができました。
しかし、参加されている先生方は、
できないからやらないという姿勢ではなく、
このような条件下で、子どもたちに
最良なことをしたいという
熱意のある姿勢には、頭が下がる思いでした。
今年の2月というと
芦田まなちゃん主演の
「明日ママがいない」
が話題の頃でしたが、
養護施設のスタッフの方は
子どもたち一人一人に向き合い、
少しでも子どもたちが、正しく成長できることを
考え続けていることを知ることができました。
食事は、大きな楽しみのひとつなので、
皆で、食卓を囲み、楽しく食べることを
一番心がけています~
と話されていたことが、印象的でした。
ここ数年、小児矯正を始めるようになって、
私が特に興味を持つようになったのが食事ですが、
楽しく食べるということが、
最も大切なことかもしれません。
講演会終了後は、丁寧な礼状と、
参加者のアンケートをいただきました。
とても勉強になった、食や自分たちの仕事の大切さを再認識したと
嬉しい感想もあり、
私にとっては宝物のアンケート用紙になりました。
これからも、食事の大切さを伝え続けていく勇気をいただきました。