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アメリカにフレッチャー(1840~1919年)という人がいました。
彼は時計商で、しかもとても金持ちでした。
彼が自分で気づき、長年にわたり実践し、確立した、
噛むことの効用「フィッツチャーイズム」という健康法があります。

彼は40歳。
運動せず、お金持ちですからグルメ三昧の生活を送っていました。
当然体重は100㎏近くあり、完全なメタボ状態でした。
この状態で体調が良いわけがなく、
病院で精密検査を受けました。
そこでは、いろんな病気になりつつあると指摘を受けました。

ある日、フレッチャーさんは、気分転換を兼ねて、
しぶしぶ散歩の出かけました。
たまたま他人の家の、貧しいけど楽しそうな食事風景をのぞき、
突然、ある考えがひらめきます。

「贅沢でない自然の食べ物を、楽しく、ゆったり、よく噛んで食べると、
彼らのように、健康で幸せになるのではないか・・・」

フレッチャーさんがそれをまじめに実行するにつれて
だんだんと体重が減り、
5か月で30kgも減量できました。
体も軽快になり、健康も回復。
外で運動することにも意欲がわき、
後に、自転車競技にも参加して良い成績をおさめるほどになりました。

この噛む健康法は,
大学の栄養学の権威者にも証明され、学会でも発表され、
「フレッチャイズム」と名づけられました。

フレッチャーさんは、この健康法を広めるため、世界中を講演し、
来日し、横浜にしばらく滞在しています。
このフレッチャイズムの主な教えを要約すると次のようになります。

①本当にお腹がすいたときに食事をすること
②本当に食欲が出るまで待つこと
③見かけが豪華なものよりも、新鮮で体に有効な食べ物を選んで食べること
④人と楽しく語らって、ゆったり、よく噛んで味わい、飲み込むこと
⑤いやなこと、暗いことは考えずに楽しみながら食べ物を味わうこと
⑥固形食品はよく咀嚼して、液体は少しずつ飲むこと

私たちも今日からフレッチャイズマーになって、
健康で楽しい毎日を送りましょう!

    


先週末、午後の診療を休診にし、スタッフと
クロフネカンパニーの中村文昭さんの講演会に参加しました。
(患者さんにはご迷惑をおかけしました)

中村さんの講演はDVDで何度か見たことがあるのですが、
生の中村さんは、やっぱり迫力満点でした。
3時間、休憩もなく、熱く話されました。

中村さんは、高校卒業後、上京。
人生の師匠に出会い、野菜の行商を始めます。
その後、六本木で飲食店を経営し成功をおさめます。
地元の三重県でウエディングレストランを経営し、
大成功をおさめられます。

現在は、「ひきこもり・ニート」と呼ばれる若者達と一緒に
農業をするプロジェクトを立ち上げ、
経験に基づく講演活動を数多く行われています。

私が強く印象に残ったのは、
人を喜ばせることの大切さです。

師匠の教えに従い、がむしゃらに人を喜ばせていたら、
仕事も好転し、数年後、実家に戻ったとき、
親を喜ばせることが自然にできるようになった。
人を喜ばせていたら、
お客さんや同僚を笑顔にでき、
家族も笑顔にできる・・・

私も患者さん、スタッフ、友達、家族を笑顔になるように、
努力していきたいなと思いました。

素晴らしい講演会をありがとうございました。
(講演会を企画してくれた入佐先生にも感謝です)

ある禅寺の夕食時の出来事でした。
お坊さんたちが食事を楽しんでいました。
突然、「黙れっ! 子どもじゃあるまいし。何回言ったら聞くんじゃ!」
班長の禅坊の声が響きました。
みんなは、美味しそうに食べていた食事が急に喉を通らなくなっていまいました。

いつもは、最後までおわんをなめるように食べていた人たちは、
その日には夕食を残してしまったのでした。
否定的な言葉によって、待ち望んでいたはずのご飯が喉を通らないという
生理的な影響まで与えてしまったのです。

「また、こぼしたのねっ!」
「なんだっ!うまくない!バカッ!」
「早く食べなさい!いつも遅いんだから!」

案外このようなことを平気で言っている親も多いと思います。
これらは、子ども心に、グサッと胸に突き刺さる言葉です。
せめて、食事のときぐらいは、一家団欒のひとときを過ごせるように
「否定的な言葉」をやめて、
「肯定的な、ほめ言葉」を使いたいものです。