JR両毛線桐生駅からわたらせ渓谷鉄道に乗り換え。1両しかない気動車は、渡良瀬川に沿って上流へと進む。終点まで乗れば、歴史の授業で学んだ足尾銅山へ至るが、その途中の神戸駅で降りる。ちなみに「こうべえき」ではなく「ごうどえき」と読む。

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目的地までは駅から1km程しかないがかなりの上り坂。春まだ浅い時期ではあったが汗が吹き出る。国道沿いの寺入口には「曹洞宗清水寺」と刻まれた標柱が見えるが、本堂はまだ上の方。息の整わない状況で進んで行くと、途中に首のない痛々しい姿の六地蔵様がある。竹林に囲まれた急な石段を登ると、ようやく境内へと達する。

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本堂の脇には、名前は分からないが南国風の木が植わっていてすこし違和感がある。事前調べによると本尊は聖観音で、東三十三観音の第16番札所。観音堂は本堂から少し離れた所にあるが、ご本尊様はこちらにいらっしゃるのだろうか。観音堂までは更に7080段程の石段を登る。大きな鰐口が印象的。扉に開いた小さな穴から中を覗ったが、暗くて様子は分からなかった。

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  帰りは当然急な下り坂。駅から近いお寺だったので靴に気を遣わずに来てしまったが、これが間違い。膝が痛くなってしまった。高低差も調べてから出かけないといけないとつくづく感じた。(20143月探訪)