日本英語教育史学会 第283回 研究例会 #2 | 田邉祐司 ブログ 常時英心 言葉の森から: 2.0

田邉祐司 ブログ 常時英心 言葉の森から: 2.0

たなべゼミ生による英語表現の落穂拾い 2.0
旧ブログ http://d.hatena.ne.jp/A30/

例会がいよいよ来週に迫りました。Zoomのアクセスは来週、Google Classroomで発表します。(UG)

 

 

 

日  時: 2021年7月17日(土)14:00~17:00 

オンライン開催

 

研究発表

占領期におけるアメリカ対日英語教育政策の形成過程

広川 由子 氏(愛知江南短期大学)

 

【概要】本発表は,発表者の博士論文(2020 年 9 月 28 日)「米国対日英語教育構想と戦後日本の英語教育改革―新制中学校における外国語科の成立を中心に―」の成果に,新たに発見したアメリカ国務省の史料を加え,占領初期におけるアメリカ対日英語教育政策の形成過程を再検討するものである。本発表では,占領初期のアメリカ国務省が,日本人にどのような英語を学ばせようとしたかについて,新史料を公開しながら説明する。

 

共編著書を語る

「今」から見据える日本の英語教育の過去と未来: 

鳥飼玖美子・鈴木希明・綾部保志・榎本剛士編著 『よくわかる英語教育学』を素材に

榎本 剛士 氏(大阪大学)

 綾部 保志 氏(立教池袋中学校・高等学校)

 

【概要】『よくわかる英語教育学』(2021 年,ミネルヴァ書房)は,教職課程を履修する学部生,すなわち,未来の英語教員を主要な読者として想定し,彼/女らが「主体的な英語教育者」となっていくための学びに貢献することを願って編まれた教科書である。本発表では,冒頭でまず,本書の構成とそれを根底で支える批判的視座について,簡潔に述べる。そして,榎本,綾部がそれぞれの視点から,本書を世に問うことが可能となった「今」を基点として,日本の英語教育(学)の過去,および,これからを見据えることを試みる。本書を素材として日本の英語教育の時間軸を想像したとき, どのような展望が拓けてくるか,参加者とともに議論したい。

 

参 加 費: 無料

問 合 せ: 日本英語教育史学会例会担当(reikai@hiset.jp