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節分の行事で町内会の子供会が数十年前より35軒の家庭を回る行事である
柔道のフウカちゃんが赤鬼の姿らしくやけに大きい
家の父親が書いてくれる鬼のお札も健在である
この札をめくる行事が隣の旧加子母村に残る
 
節分 鬼めくり とは・・・ 加子母誌より
 夜明けすなわち立春の前日で、2月2日または3日。鬼(悪魔)を払い、福を招来する日とされている。
 この日は、山からあせぼ(馬酔木)とやどめ(いぬつげ)を切って来て、それを焚いて豆を炒る。生木を焚くのでパチパチとはぜる音がする。その為に豆を炒る音が鬼に聞こえないという。祖母が「ばばさ何炒りゃる、大根の虫煎るわい。鬼の目ん玉パチンとはじょ。」と言いながら豆を炒った。
 節分の年取りは、飯は小豆飯、魚はイワシ、煮物は大晦日と同じである。家に不在の家族のためには、必ず陰膳を作る。又飯の中へ麦を入れる家もある。これは昔弘法大師がこの日に唐土から日本へ、麦の種を持って来られたといういわれから、大師の徳を偲ぶという。そして鍬頭(一家の労力の中心になる男)の食べた箸を二つに折って鰯の頭をさしたものと、割板に鬼の顔と一筆書きの星と点を13(うるう年には12)書き並べたものとを、あせぼややどめの枝と一緒に戸袋にさし、軒先に竹籠を高くかかげておく。これは、鬼を迷わせるための計略の数々である。即ち鬼が来て見て、先ず一筆書きの星を見て、その書き方に迷い、次にその年の月数とちがう点の数(うるう年は13ヶ月である。)に迷い、更に竹籠の目の数を数えようとして、何回も数え直す。そのうちに夜が明けてしまい、鬼が逃げ去るという。この鬼の顔を書いた割板を畑にさしておくと、もぐらもちが来ないといわれたものだが、近頃は、紙に書くようになり、子ども達が朝早く起きて、近所の家から取り集めて、その数を競うようになった。