今日はオフ。勤務先を患者として受診。

いつもスクラブにメガネ、マスクスタイルだが、メガネ無しワンピースで病院受付へ。

「お疲れ様でーす」と速攻気づかれる。

それでも、受付をし、順番を待つ。

フロアは綺麗だし、椅子も快適。

コンセントも使えて、作業のできるテーブルもある。

順番は電光掲示板に番号で表示されるし、携帯にも連絡が来る。


お年寄りには少し分かりにくいかな。
(あんまりいらっしゃらないけど)

何のための受診かというと、5年前に子宮内に留置するミレーナという、生理痛や出血量の多い症状に効くデバイスを入れたのだが、

これは5年毎に交換が必要で、通常抜く時は糸を引っ張って抜くのが、

なんと糸が子宮の中に入ってしまったようなのだ。


子宮の出口を器具で探ってもらうも、痛過ぎてギブアップ。

そのため、子宮鏡という細いカメラを入れて、糸の位置を確認することになったのだ。

処置に備えて30分前に痛み止めの坐薬を挿入。

普通に緊張して、順番を待つ。

掲示板に私の番号が表示され、内診室へ。

カーテンの向こう側から、安心のA先生の声。

「お願いしまーす。糸が近くにあればいいですね。」

「はいえーん できたら入れ替えたいです」


「では、始めますね。器械がかかりますね。


消毒しますね。


カメラが入っていきますね。


あれ、狭くて入らない。


ゾンデで広げますね。」


(え、子供産んでて、40代で数mmのカメラが入らない人なんて見たことないよ、、、)


(痛い!)


思わず体が動く。


「痛いですよねー。これで入ると思いますからね。」


すーっと、ほんの10秒くらいで子宮の奥まで観察。


(さすが、、、)


糸は出口からすぐのところにあると分かり、無事抜去。


そのまま、無事新しい器具へ交換。


A先生、本当にありがとうございます!


いつも元気で、笑顔で、声かけが適切で、手技が上手で、患者さんからご指名がたくさん入る理由がよく分かる。


改めて、内診は優しく、手早くと心得る。


何事もいい経験です。