1月1日からは新たな学びを始めています。
同時に事業主として新規事業の推進を並行して行っています。
新規事業は当然Goal設定に則った事業を行っているつもりですが、あくまでつもりであって本当にwant toなことなのかは自信が無いです。
ゴール設定は本当に難しいですね。
しかし物理空間に生きている私達は
1)物理空間の本質は行動であって妄想ではないこと
2)ゴール設定を行うと共にRASを通じて、自分が認識しているゴールにつながっているであろうとその時点で考える行動を地道に積み重ねながら、日々新たなGoal設定を行ってゆくことで、徐々に抽象度の高い現状の外側のGoalを見つけることができるのだと思います。
最近しっくりきたゴールの説明があります。
それは
ゴールは自分がものすごく好きな事を通して社会的な機能を提供する利他的な物にする
そして思い切り現状の外側のゴールにする。
但し現状の外側のゴールは抽象度が高いので臨場感を持ち辛いからおぼろげで良い
それよりはゴールに対するコンフォートゾーンをイメージし、ゴールに対する臨場感を高める事が大事だ
具体的にはゴールを達成した未来の私なら〇〇するのは当たり前を意識するといいという説明でした。
好きな事、やりたい事を書くだけでは行動や手段に焦点が当たってしまうので、視野が狭くなりがち=抽象度が下がりがち。
どんな状態になりたいかを書きさえすればその状態を実現できるアプローチは無限大であることに気づけ、広い視野で考えられる
(私はこの記述を抽象度の高い思考と理解しました)
一方で私達は資本主義の物理空間に生きています。
お金は手段であって目的ではないものの、資本主義の物理空間ではお金で99%の事が解決できるのも事実です。
1)自分自身を教育するための自己投資のための資金
2)家族や友人・大切な方が病気になったときに最高の医療をお金に糸目をつけず受けさせるための資金
私は、人間は物理空間の制約を受ける生身の存在である以上、情報空間の書き換えだけで病気を治療するのではなく、医学者・科学者が臨床と実験を通じて積み上げてきた標準治療や高度先進医療を並行して受けるのは必須だと考えています。
3)上質な住空間や環境を作るための環境投資
などなど、お金を対価として支払う事でしか成し得ない事は多いです。
なのでバランスホイールという考え方に基づいてファイナンスのゴールを設定する事が必須だと思いますし、最終的なゴールはファイナンスのゴールを包摂していないと最終的に利他と自己のバランスが崩れるだろうと考えるに至りました。
この辺りは暫定のゴール設定で書いた通りです。
そんな折、ふとしたことから、私が約17年前に始めた不動産投資でブレークスルーするきっかけとなった書籍、金森重樹さんの「1年で10億つくる!不動産投資の破壊的成功法」を読み直しました。
金森重樹さんは私が知の世界の天才だと思っている橘玲さんに次いで天才だと考えている方です。
但し、橘玲さんと違って金森重樹さんに対する私のイメージは「とんでもなく頭の良い真の悪」です。
誤解なきよう申し上げますが真の悪とは誹謗中傷ではなく、冷徹でクレバー、良くも悪くも血も涙もなく事業に邁進するというイメージです。
そしてこの書籍が存在しなければサラリーマンの私が10億円以上の借入を起こす事は100%できなかったと断言できる書籍でもあります。
サラリーマンを対象とした不動産投資の書籍は2003年以前は、2冊出版されている程度で、内容も稚拙な書籍でした。
2004年に藤山勇司さんが「サラリーマンでも大家さんになれる46の秘訣」を出版してから急速に類似書籍が増え、今では500冊以上が出版されています。
私は不動産投資と名のつく書籍は1冊残らず読破していますが、金森重樹さんの「1年で10億つくる!不動産投資の破壊的成功法」は内容のレベルが突出していて、2025年1月13日現在追随する書籍はありません。
その書籍を読み返して驚いたのが金森重樹さんは同著の中で認知の歪みやコンフォートゾーンをずらすことについて述べられている事です。
P44でコンフォートゾーンの変革
P46で成功回避傾向=クリエイティブアボイダンス
P50で金儲けは最大のボランティア
を記述していますが、情報空間や認知科学を学んでいたのかと思わされる程です。
この書籍を読んでいた時はRASによってこのあたりの事は抜け落ちていましたが、改めて読み返すと成功者は、やはり原理原則を無意識であっても会得するんだなと思わずにはいられません。
その中で先のファイナンスのゴールも包摂したゴールでは以下の記述は今読み返しても刺さります。
P50 4行目以下抜粋
あなたが自分のセルフイメージを変えれば世界は変わります。
周囲の人たちの中には、リスクに怯えるあまり、あなたのセルフイメージの足を引っ張るネガティブな情報や考え方を持っている人がいますから、その考えに毒されないようにしてください。
遠慮することはありません。
ぶっちぎりで資産を拡大して下さい。
そして周囲の妬みは無視してどんどん加速するのです。
周囲の人間が「世の中金だけじゃない」「金で買えないものもある」とかもっともらしい発言をすることがあっても、その本質は妬み、嫉妬です。
あなたはまず不動産投資によって経済的な安定を目指して下さい。
経済的な安定があって、しかる後に社会正義とか弱者の救済、ボランティア活動をすればいいと思います。
そもそも不動産投資を始めると、「世の中金だけじゃない」と発言している、理屈ばかりこね回している人たちの年収の何倍もの所得税、住民税、事業税、固定資産税を払うことになるので、不動産投資をすればするほど社会に貢献することになります。
マズローの欲求5段階説を挙げるまでもなく、人間は経済的な欲求が十分に充足されれば、自然に社会的に求められたいという承認欲求が出てきます。
念のためにマズローの欲求5段階説を解説すると、人間の欲求は5段階のピラミッドになっていて、低次の欲求が満たされればより高次の欲求を追求するというものです。
1)生理的欲求=食欲・性欲・睡眠欲
2)安全の欲求=健康・経済的な安定
3)所属欲求 =集団に参加したい
4)社会的承認欲求=社会的に認められたい
5)自己実現欲求
とりあえずごはんが食べられるようになって、生活が安定してくれば、次第に世の中の役に立つこともしたくなるものです。
でも第2段階の経済的な安定がないままにはボランティアだって続けられません。
経済的な安定がなければ、自分のことに忙しいでしょうから、社会的な正義の実現とか弱者の救済なんかできないのです。
「世の中金だけじゃない」という人たちは、儲けられないことを合理化するためにそのように主張しているのです。
以上が抜粋です。
人間の欲求は5段階のピラミッドになっていて、低次の欲求が満たされればより高次の欲求を追求するという概念は感覚的にしっくりくる概念です。
故に現状の外側で抽象度の高いゴール設定=現状の外側で利他性の高いゴール設定に四苦八苦し、苫米地博士の「努力はいらない夢実現脳」の以下の記述にほっとし、たとえ今は抽象度が低くても、たとえ今は現状からほんの少し外側なだけであってもまずは暫定的なゴールを設定し、行動する、その方がウダウダ悩むより余程生産的だと思ったのは、「暫定のゴール設定について」で書いた通りです。
P224
みなさんが実現したい夢、到達したいゴールは、現時点ではまだ2~3次元的な世界での成功と呼ぶべきものかもしれません。
「社長になって金持ちになりたい」とか
「バンドで成功してスターになりたい」
といった本質的には我欲=煩悩に基づいたものかもしれません。
でもそれはそれでいいのです。
とりあえず自分が決めたゴールに向かい、コンフォートゾーンを高く設定していく。
そのゴールを達成しようと走ってゆく過程で、より抽象度の高い視点に立ち、もっと大きな夢を発見したのなら、夢を上書きしていけばいいのです。
今日、改めて金森重樹さんの「1年で10億つくる!不動産投資の破壊的成功法」を読み返して、とにかく抽象度が低くても、現状の外側に少ししかづれていなくても、まずは臨場感を感じられる仮のゴール設定をし、仮のゴールの達成を目指していく過程で、抽象度を上げてゴールを上書きしていけばいいと改めて思った今日の私でした。