◆原田武夫『世界史を動かす日本』を読み解く



副題→「これからの5年を迎えるために本当に知るべきこと」



★要旨



・今起きていることは、金融拠点を奪い合うというゲームなり。



・デフレ時代を生き残るには、

価値を生み出し続けていくしかない。



・グローバル化に必要なのは、英語ではない。



・本を書くということは私にとって、

自らの「シンクロニシティ」を試す行為だ。

本を書こうと心に決め、企画書をしばらく寝かせておく。

すると徐々にあれも、これも資料が集まり、

情報が飛び込んできて、

そして必要な人と必要なタイミング出会うことになる。

それがたまらなく楽しくて、いつも本を書いている。



・核心は、太陽に起きている異変なり。



・1970年代になってオイルショックが起きると、

今度はバチカンが中東のアラブ諸国からマネーを預かり、

これをロンドン・シティに回すようになった。



・1980年代になると、

バチカンが預かっている大量のマネーを

パナマ経由で東欧のポーランドに回し始めた。

これが軍資金となることで徐々に東欧諸国での

反体制運動が広がり、ついには「ベルリンの壁」が崩壊した。

その結果、旧ソ連と東欧も

エマージング・マーケットになっていった。



・2009年12月、

来日した習近平・中国国家副主席(当時)は

天皇陛下に拝謁した。

1か月ルールを破ったゴリ押しだった。

「根源的な階層」が持つ目線で見るとどうなるか。

答えは1つである。


「習近平・中国国家副主席(当時)は、

『どうしても天皇陛下に拝謁しなければならない理由』が

あったのではないか。

しかも、同人をもってしても絶対に抗うことができない

レベルからの指示があったのではないか」



・端的に「本当のこと」を言いましょう。

中国、いや華僑・華人ネットワークにとって

「根源的な階層」に相当するのは、

11のファミリーから成る客家(はっか)たちだ。



・彼らは「中国共産党」までをも監視する力を持っており、

逆にいえば、中国共産党の幹部など、

彼らにしてみれば舞台上で「京劇」を演じる俳優みたいなもの。

現に中国共産党幹部たちは、

かれらからの監視に怯えながら日々を過ごしている。



・世界を動かす人々は、予想脳を柔軟に使っている。



・日本語こそが、独特の脳の使い方をもたらしている。



・実は本というものは、

著者が一番言いたいことが「おわりに」に書いてるものなのだ。



・「日本語」こそが日本人の脳を形作る決めてであり、

かつ日本文化の根本だということ。



★コメント

知的好奇心をそそるネタが満載であり、

わくわくするものだ。


 

 

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