◆竹田理絵『教養としての茶道』を読み解く
→副題。世界のビジネスエリートが知っている。
★要旨
・会社が終わり、週に一度のお茶のお稽古。
頭の中は慌ただしい日常やパソコンの情報の波でザワザワ、
グルグルと回り、心はカラカラに渇ききっている。
・真っ白い靴下に履き替えて、お茶室に一歩入ると、
お香のよい香りが漂っていて、
お釜のシューッという音だけが聞こえてくる。
・その音に耳を澄ませているうちに、
自分の心のリズムが少しずつ切り替わっていく。
・お釜の前に座り、一椀のお抹茶を点てることだけに集中すると、
頭の中が空っぽになり、慌ただしい日常とは全く違う時間が流れていく。
・畳に座り、お抹茶を点て、一椀のお茶をいただく。
・ただそれだけのことですが、渇いていた心が潤い、満たされていきます。
・社会人となり、外資系企業に入った際、
外国人から「日本の文化について」説明を求められた際に何も答えられずに、
恥をかき、せっかくのチャンスを逃した人をみて、寂しい気持ちになり、
茶道を中心とした日本の伝統文化の素晴らしさを伝えたいと思うようになりました。
・海外の人々が茶道に強い魅力を感じるのは、
茶道の文化的な面や美意識は勿論のこと、礼儀や思いやりを重んじるふるまいなど、
精神面の美しさにも強く憧れるからのようです。
・ビジネスパーソンとして求められているのは、ただ仕事ができるだけではなく、
人間的な幅や厚みを身につけ、豊かな心を持った教養ある人です。
・そのような時代に、
日本の伝統文化や精神について説明できることが
益々重要になっています。
・茶道は書道、華道、香道、着物、建築、和食など、
日本の美意識が全て入った総合伝統文化といわれています。
・教養として茶道を学ぶことは、幅広い日本の伝統文化を学ぶことにもなります。
★コメント
やはり、茶道は魅力的だ。
復習したい。