◆奥山真司『地政学:サクッとわかるビジネス教養』を読み解く

★要旨


・地政学を戦略的に活用すれば、
道や要所をおさえて、エリアを一気に支配できる。


・地政学における国際情勢の研究では、
「ある国やエリアを誰がどうやって支配するのか」
が非常に重要なポイント。


・地政学的に、
支配するのにもっとも効率がよく、
効果的なのが「道」と「要所」を
手に入れること。


・現在、国が存続するには、
他国から石油や電子部品を輸入することは必須。
こうした物流は、
山や海などの地理的条件から経路が限られるため、
通行できる「道」を必ず通ることになる。


・つまり道を奪われると物流が破綻し、
国は存続できないのだ。


・さらに、道を奪うといっても、
全体を監視する必要はなく、
必ず通る要所だけを見張れば、
物流をコントロールでき、
支配につながる。


・地政学の理論では、
中国の外交は必ず失敗する。


・中国やロシアなど、内陸の大国は、
領土を奪われないために拡大する宿命がある。


・ローマ帝国に大英帝国、アメリカも、
覇権国のスタートは、近海の制覇にあった。


・国際社会でのふるまいは、
イデオロギーでも世論でもなく、
軍事力と経済力のパワーで決まる。

★コメント
地政学のキモが、コンパクトにまとまっている。
繰り返し読みたい一冊である。
すべての政治家、すべての政府職員、
すべての国民に読んでもらいたい。


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★奥山真司・翻訳。
『目に見えぬ侵略。中国のオーストラリア支配計画』
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