◆メズリック『世紀の大博打。仮想通貨に賭けた怪人たち』を読み解く
★要旨
・本書『世紀の大博打。仮想通貨に賭けた怪人たち』は、
数々の聞き取り調査や資料、
数千ページに及ぶ裁判記録を含む公文書を参考にして書きあげた、事実に基づく物語である。
・物議をかもした事件もいくつか取り上げている。
資料や取材で明らかになった情報を基に、できるかぎり当時の状況を再現しようとした。
・私が二〇一〇年に『facebook』を出版するとすぐに、
その本をもとにして映画『ソーシャル・ネットワーク』が制作された。
・そこに登場する二人の人物を再び取り上げることになろうとは想像もしていなかった。
・世界的企業に成長したフェイスブックに関して、
マーク・ザッカーバーグに異議を申し立てたタイラーとキャメロンの双子のウィンクルボス兄弟だ。
・その後フェイスブックは革命を起こし、
マーク・ザッカーバーグは英雄となった。
・彼は社会秩序を変えようとした。
人々の出会いや意見交換、恋愛、生き方など社会的交流の形を変えようとした。
・ウィンクルボス兄弟は完全に、
ザッカーバーグの引き立て役だった。
・ウィンクルボス兄弟の名も再びニュースで見かけるようになった。
これまでになく新しいデジタル革命の旗振り役という予想外のかたちで。
・人生でも文学作品でも続編の登場は珍しい。
第一幕を見劣りさせるほど第二幕で活躍するウィンクルボス兄弟を描くことができるだろうか。
・ビットコインとその技術には、
インターネットを根本からひっくり返す力がある。
・フェイスブックが作られて、
物理的世界からインターネットへの移動が可能になった。
・金融世界では、
おもにオンラインで機能するビットコインなどの暗号通貨が開発された。ビットコインを動かす技術は、
一時的流行でもインチキでも陰謀でもない。
・パラダイムを根本から変えるものだ。
いずれはあらゆるものを変えてしまう力を秘めている。
★コメント
悪名を背負った彼が、
いかに復活していくのか。
やはり、人生は面白い。
★メズリック
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