◆井口耕二『UberとAirbnbはケタ違いの成功をこう手に入れた:アップスターツ』を読み解く

ブラッド・ストーン著
井口耕二、訳。

 


※要旨

 


・パリの高級レストランでも、
オンデマンドで車が呼べるネットワークをどう構築すべきか、
激論が行われたとマクロスキーは証言している。
高級ワインと軽音楽が似合う優雅なレストランで
上品な人々が集っていた。


・でも、彼らのテーブルはクロスの上に紙が置かれていたはずだ。
キャンプもカラニックも、
食事中ずっと、固定費や車両の最大稼働率などの
予測値を書きつけていたというのだから。


・「食事が終わったとき、
テーブルクロスは数字で覆われていました。
トラビスは『食事をしながら人生について語りあおう』
などと言いません。
彼の人生とは、問題解決の分析でできているからです。
それこそ彼が人と付き合う方法なのです」


・自分は不遇のアントレプレナーだったとカラニックは言う。
つらいばかりで運が回ってこな
かった、と。


・無法がまかり通ったオンライン取引の開拓時代からしばらく、
大変な思いをしたのだ。


・苦労の歴史は、
1999年、元ディズニー社長で
スーパーエージェントの
マイケル・オービッツとスーパーマーケット界の大物、
ロン・バークルが持つ投資会社からスカウアが数百万ドルを
調達しようとしたことに端を発する。

 


プラネットハリウッドの壇上で、
カラニックは、仕事の哲学について、ひとつずつ説明した


→顧客にこだわる
(顧客にとって一番いいことを出発点とする)


→魔法を生みだす
(長く使える打開策を探す)

大きく大胆にかける
(5年から10年先を見すえてリスクを取り、種をまく)


→裏返してみる
(一般的な認識と現実のギャップをみつける)


→チャンピオンの心構え
(全力で逆境にあらがい、ウーバーをゴールに導く)


→楽観的なリーダーシップ
(示唆と刺激を与える)


→超気合
(CEOを力ラニックに交代したとき、
ライアン・グレイブスがツイッターに書
いた一言。
世界は情熱をもって解くパズルである)


→オーナーたれ。借り物はやめろ
 (心から信じる者が革新をなす)


→実力主義だ。
出る抗となれ
(最後は一番いいアイデアが選ばれる。
人間関係のために真実を犠牲にしないこと。
上司にも遠慮せず疑問を呈すること)


→作り手につくらせろ
(餅は餅屋に任せろ)


→がんばり続ける
(頭を使って一生懸命、長く働け。
効率を上げ、3分の2で満足するな)


→都市をめでろ
(都市をよりよい場所にするのが我々 の仕事だ)


→自分らしくあれ
(各人、心を偽るな)


→信念をもって対決しろ
(未来を呼び込むには、
世界やその仕組みを変えなければならない場合もある)

 


※コメント
カラニックの波乱万丈なビジネス人生は、おもしろい。
いろいろな決断について学べる。
やはり多くの体験は大事だ。

 


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