◆香田洋二『北朝鮮がアメリカと戦争する日』を読み解く

 

 

※要旨


・日本は今、大袈裟にいえば建国以来、
控えめに言っても戦後の主権回復以来、
最大の国難に直面していると私は思う。


・国難に腰を据えて取り組める政権基盤ができた。


・トランプ政権の安全保障政策はオバマ政権よりはるかにマシ。


・アメリカが目指すのは奇襲による短期決着。


・かつての米朝の直接戦闘回避という見かけ上の最良の結果が、
皮肉にも真の最悪の結果、すなわち
制御不能の超中央集権・独裁全体主義国家である北朝鮮が、
核兵器と世界のどの地点も攻撃可能なICBMを保有するという
事態を招くことを、我々は忘れてはならない。


・さらに、北朝鮮にそのことが許されるとすれば、
中東や南米の、核・ミサイル保有候補国も、
堰を切ったようにその道を驀進することとなるでしょう。


・その点からも、短期的な最良の結果が仮に達成された場合でも、
近い将来、アメリカが最後の手段として北朝鮮を攻撃することは、
必然の流れだ。
それが現実だ。


・その場合、アメリカは、国連や同盟国にさえ相談せず、
自らに最適のタイミングを選び、
一方的かつ強烈な一撃を北朝鮮に加えるだろう。


・これこそが、米軍が伝統的に最も得意としてきた戦い方、
「Shock and Awe(衝撃と畏怖)」
なのだ。


・アメリカは単独行動する公算が大。


・日米安保と日本の存在自体が、アメリカの国益そのものだ。


・沖縄より西に本格的な米軍基地はない。
太平洋から中東までのアメリカの軍事プレゼンスを
維持するために、日本の総合力に支えられた在日米軍は、
アメリカの世界戦略にとって死活に関わるほど重要なのだ。


・総合力が、日本の優れた社会インフラだ。
カルフォルニア州より少し狭い国土に、
ジェット機が発着できる飛行場が90もあり、
治安も水も食料も安全で、工業、交通、
通信、医療も世界水準以上。
こんな戦略拠点はどこにもない。


・日本はアメリカが世界戦略を立案する上で不可欠だ。
アメリカは、日米安保を日本人が考える以上に
大事だと思っている。

 

 

※コメント
備えあれば憂いなし。
さまざまな危機の状況を頭の中で
シュミレーションして備えたい。

 

★香田洋二『北朝鮮がアメリカと戦争する日』
の詳細,amazon購入はこちら↓


http://amzn.to/2BRwPa4

 

 

 

◆まぐまぐメルマガ『国際インテリジェンス機密ファイル』ご案内。
ご登録はこちら。

 

http://www.mag2.com/m/0000258752.html


世界のインテリジェンスに関する公開・非公開情報をお伝えします。