小学六年の頃、放課後に学校の裏で狐の霊を呼ぶコックリさんという遊びが流行った。紙に五十音を書き、その上に十円玉を置く丸を書き、両側にはい、いいえを書く。三人の人差し指を十円玉にのせて、呼ぶ言葉を言うと十円玉に霊が入り、聞いた事に応えるというものだ。やってる途中で指を離すと霊が乗り移るので危険な遊びだ。自分と同級生の二人でやったのだが、途中、先生に見つかり叫ばれた為、一人が終わる前に手を離してしまったのだ。先生からはうまく逃げ出したが、自分とその友達と帰り道が同じで怖かったと話しながら歩いていた。友達には変わった様子もなく安心したが、いつもの道でおとなしい犬の前を通った時だ。犬が急に鎖目一杯に友達に走り寄り、狂ったように鳴きはじめたのだ。怖くなり、二人で走って帰った。その晩…