正社員になっても給料が少ない | 8時の太陽・道との遭遇

正社員になっても給料が少ない

SNSでみつけた書き込み、正社員になっても手取り14万円。教育ローン組んで大学を出て正社員になっても、これだけの給料では結婚資金を貯めて結婚もできない。一人当たりの賃金の横ばい状態が20年近くとよく知られている。大企業はそれほどでもないだろうが、市井の名のしれない小さな企業は低賃金に抑えられているのだろう。この20年のスパーンをみると経済大国クラブはアメリカを筆頭に爆上がりしている。

思えば、2003年の森永卓郎の著書「年収300万円で生き抜く」という本を読んだことがある。その本の趣旨は少ない給料でも効率よくお金を使いハッピーな生活をおくるというもと記憶がある。

今は改訂版を出して2019年度版もある。その当時、当方の給料はうろ覚えだが500万近くあったと思って、ずいぶん少ない給料。今時こんな少ない給料の会社が世の中にあるのかと思ったくらい。

あれから20年近く経て、手取り14万円の勤労者がいる。驚きというか驚愕すらある。欧米は物価が高いと言われる。並みのハンバーグが700円もする。日本の目からみて、それを普通に買う購買力がある。それだけ購買力のある高額の給料を貰っている証左にもなっている。

今でも我が国は成長と分配といっている。その言葉いっている限り、永久に勤労者の給料はよくならない。分配ファーストにいかないと成長は後で付いてくるという欧米の真似をするべきと思うが。どうなのか。

 

森永卓郎著「2003年度版」