第40回 ドル円・高値更新はあるか?
ドル円です
週足は上ひげの実体部が短い陰線となりました
高値圏ですので、弱気・反落の可能性が高い足型です
ファンダ要因を考慮せずに、テクニカルで分析しますと
120中間価格
120日移動平均
60日雲 30日雲
以上の重要な抵抗ライン(売買がぶつかる価格帯)が
20営業日以上も、
30日高値平均と、安値平均との間に収まっております
控えめに分析しても、
上昇トレンドはすでに終了したと考えられます
抵抗線が固まるということは、
ポジションが狭い価格帯に集中しているということなので
高値圏の場合は、反落のサインとなります
ドル円日足
■短期オシレーター分析
H特異点が3セット出現した後に、
さらに高値の更新がありましたので
特異点上昇は終了と考えられます
■30日移動平均乖離率
上昇方向へのバンドウォークは失敗となっています
移動平均も横方向に動いておりますので
乖離を埋める動きになりそうです
安値平均は97.80水準です
■30日%R分析
高値圏で弱気ダイバーが出ていますので
売りサインとなります
-75まで押した場合のターゲットは97円付近です
■総合判断
98円割れから、97円台までは十分に可能性ありですね
テクニカル的にはですね
高値圏でもみ合いが長く続きましたので
買いポジが相当溜まっており
98円、99円という価格帯で、
さらに大きく買い増しというのは難しいチャートになっています
(なので100円を越えてくると、利食いに押される)
大きく下押しが入って、
ロング筋の利食いなり、損キリが出て
ポジションを再構築する体制にならないと
5月高値103.70水準を越えていくのは難しいですね
個人的にはですな、さしたる根拠はないんですが
5月高値が今年の高値になりそうな気配を感じています