ドル円、年末110円の可能性は?
今週は小動きのドル円でしたが
やや円売りが強く、週足は陽線となりました
しかしながら先週の高値を更新することはできず
はらみ線の形となっていますので、
上昇トレンドの終わりと見えます
ロウソク本体は雲のはるか上空を浮遊中ですが
8週間ほど高値が更新されておらず
中期雲(60週)は90円付近で水平になっています
120週の中間価格も同じ水準にありますので
レンジ相場と推定されます
上段のインジは短期的な売買圧力ですが
バンドの下段から、0ラインを割り込む動きが継続しており
上昇速度にブレーキがかかっていることになります
下段の30週乖離率を見ますと
こちらもバンドセンターを大きく下抜け、
0ライン(30週移動平均)を目指す動きと見えます
もっとも、30週の高値安値平均は
急角度で上昇しておりますので
とりあえず乖離が埋まる水準は、
97円台かなーと思います
総合的に分析すると
当面は、103円70銭水準の高値が更新される可能性は低く
現在はレンジ相場の高値水準と見えます
高値の更新がなければ、短期雲(30週)も水平になりますので
短期雲の上限、94円付近が、とりあえずのレンジの下限と
なるでしょう
レンジ相場の場合は、ブレイク前に複数回の下押しが必要なので
買い場と言えるのは、94円~95円台あたりでしょうか
月足ですので、8月から12月まで5本の足となりますが
上昇角度を考えると
年末に110円というのは難しいと思いますねー
レンジに入ったということを考えると
高値は限定的なような気がします