ホラー大賞受賞、

という文言に尻込みしてまして。

怖いの苦手すぎるので。


でも結果全然大丈夫だった。

ホラーというより、ファンタジーのような。

日本昔ばなしのようでもあり、

世にも奇妙な物語みたいな雰囲気もあり、

どこかジブリの香りも。




妖怪たちが様々な品物を売る不思議な市場「夜市」。ここでは望むものが何でも手に入る。小学生の時に夜市に迷い込んだ裕司は、自分の弟と引き換えに「野球の才能」を買った。

…もうあらすじだけで面白い。

本の中にはこの『夜市』と、
もう一つ『風の古道』の2つ入ってて、
この『風の古道』もなんとも良き。

私はどちらかと言うと『風の古道』の方が
印象に残ったし好きかもしれない。

どちらの話も設定が不思議で、
少し怖いけど、どこか懐かしく、
失った人へ向き合う苦しさを感じながら
心に風が吹き抜ける様な不思議な読後感。