ジェジュンが苦しみを訴える「サセンタクシー」日本人や中国人顧客もいるのか
サセンタクシーによる苦しみを訴えたジェジュン(写真提供:©TOPSTAR NEWS)
人気K-POPアーティストジェジュンが、通称“サセンタクシー”による苦しみを訴えた。
彼は22日、自分のインスタグラムストーリーに「所々に待機しているサセンタクシー」という文章とともに、車に乗って彼の後を追うサセンタクシーを撮った映像を投稿した。
続けて「お客さんに頼まれて、追いかけるのだと言うドライバーさんたち。タクシーの中には、無電で作戦を遂行するように、一人の大切な時間と感情を踏みにじりながら、収益を上げているあなたたち。本当にプロらしいプロセスは相変わらずだった」とし、「時代が変わった。昨日、車両6台すべてのドライブレコーダー映像と(直接)撮影を行った。今後もさらに収集する予定であり、プライバシーと人間の苦痛を収集するあなたたちが、大きな処罰を受けることを願う」と、厳重警告。
彼の憤りはここで終わらない。20年間苦しめられた胸中を激白した。
「“ジェジュンさんが結婚したら式場にも必ず訪ねて行く”という恐ろしい言葉をまだよく覚えている。(その約束を)きっと守ってくれて懲役刑に処されてほしい」とし、「20年。ここまでにしよう。ご飯を食べていても、道を歩いていても振り返る癖、久しぶりについた」と苦しみを吐露した。
ジェジュンの投稿により、サセンタクシーのイシューが韓国ネットで話題となっている模様だ。
まず、その名称に馴染みのない人のために、その意味を解説しよう。
サセンタクシーとは、“サセン”と“タクシー”の合成語。サセンとは、韓国語の「사생활(サセンファル = 私生活)」から来ている言葉で、芸能人の私生活まで追いかけまわすストーカーのようなファンのことを指す。(※サセンファンともいう)
つまり、サセンファンが、スターの後を追いかけるために利用するタクシーが、サセンタクシーなのである。
最初は、サセンファンの依頼により、スターの車両を追っていたが、車両1台では目的(?)達成が難しくかつ危険を伴うために、サセンタクシーという専門業者が登場したと見られる。
現在、韓国オンラインコミュニティーでは、サセンタクシーを運営するドライバーから渡されたという名刺の内容が公開されているが、そこには、中国語や日本語の案内も記載されている。
日本語の内容を見てみると、「まだ好きなスターをTVだけ見ていますか?あなたも直接会ってみよう。ドラマ・その他ツアー専門(原文)」と、あたかも旅行会社のオプショナルツアーのよう宣伝文が記されている。
日中韓の顧客との連絡には、チャットアプリが使用されているようで、各国の有名アプリのアイコンもプリントされている。
ジェジュンの愁訴と韓国ネットの証言により、今後大きなイシューとなると見られるサセンタクシー。BTS(防弾少年団)やTWICEなど、有名アイドルのストーカー問題が相次ぐ中、サセンタクシー側の法的責任を問う法の整備を要求する声も上がっている。
過去記事より
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