後発医薬品の希望カード配布へ 中野市
後発医薬品の希望カード配布へ 中野市
中野市は、値段が安い後発医薬品(ジェネリック医薬品)の利用促進に向け、市民が医療機関の窓口に、後発医薬品の処方を希望していることを伝えるためのカードを作り、年度内にも全戸配布する方針を決めた。市や市民の医療費負担軽減につなげる狙い。県衛生部は、県内の自治体によるこうした取り組みは「初めてではないか」(薬事管理課)としている。
市福祉課によると、同市の国民健康保険医療費の総額は2006年度、約66億円 。このうち調剤費は約12億円を占める。
市は、現在17%程度とされる後発医薬品のシェアが、厚生労働省が目標とする30%になれば、調剤費が約4000万円節減できると試算。「実際には、後発医薬品の存在自体を知らない人も多い。患者が使う薬への理解を深めるきっかけにもなる」(福祉課)として、カードの配布を決めた。
市が作成するカードは健康保険証と同程度の大きさとし、市内の約1万5000世帯に1枚ずつ配布。病院や薬局の窓口で提示すれば、簡単に後発医薬品処方の意思表示になる。国保だけでなく、ほかの健康保険加入者も利用可能だ。
市は県医師会や県歯科医師会、県薬剤師会にも協力を求め、飯山市や上高井郡小布施町、長野市など近隣の医療機関でも利用できるよう周知を図る方針だ。
出典:信濃毎日新聞