検査拒否「被害出てからでも遅くない」…ギョーザ中毒で主婦証言
検査拒否「被害出てからでも遅くない」…ギョーザ中毒で主婦証言
中国製ギョーザで昨年末に中毒症状となった千葉市の主婦(37)が1月、食べ残しなどの検査依頼を市保健所に拒否された問題で、保健所職員の男性が「ほかに被害者が出てからでも(検査は)遅くはない」と発言していたことが28日、分かった。主婦が共同通信のインタビューに応じ明らかにした。
職員は1月22日に「ギョーザを保存していると思いますが、新たな被害者は出ていない。廃棄していいですよ」と主婦に連絡。その数時間後、千葉県市川市で同じギョーザを食べた家族5人が被害に遭っていた。
職員は主に食中毒の原因究明が担当の食品衛生監視員で、20年以上のベテラン。市保健所の石川洋所長は「市民の健康を預かる公務員として不適切な発言。単発の苦情でも医療機関の判断を待たずに食中毒かどうか調べたい」と話している。
主婦によると、昨年12月28日夜、ギョーザを一緒に食べた二女(3)が約30分後に嘔吐(おうと)。主婦は激しい下痢の症状も加わり、母子とも病院に運ばれた。主婦は翌29日まで入院した。
主婦は吐き出したギョーザ一個から薬品臭がしたため1月4日、市保健所に持ち込んだ。職員はその際「被害を訴えているのはあなただけ。ほかに被害者が出てからでも(検査は)遅くない」と話した。
さらに職員は「あなたは氷山の一角になるかもしれない。2週間、自宅の冷凍庫で保存してください」と指示。「ほかに被害者が出るまで待つんですか」との問いに「そうなんです。行政は、あなた方一家族の訴えだけでは動けない」と応じたという。
出典:スポーツ報知