石綿禍で韓国の支援団体がニチアスに面談申し入れ
石綿禍で韓国の支援団体がニチアスに面談申し入れ
アスベスト(石綿)による健康被害問題で、大手建材メーカー「ニチアス」(本社・東京)が出資して設立され、毒性の強い青石綿製品の製造を21年間続けていた韓国企業による健康被害が広がっているとして、韓国の支援団体のメンバーが17日から来日し、ニチアス側に面談を申し入れる。企業設立時期はニチアスが国内で青石綿製造を中止した時期とほぼ一致するといい、同団体などは「明らかな公害輸出」と主張。一行は石綿関連企業のあった大阪・泉南地域なども視察する。
同団体と連携する国内の被害者支援団体「石綿対策全国連絡会議」が14日、奈良市内で記者会見して明らかにした。
同会議によると、対象の企業は1971年、日本アスベスト(現ニチアス)が資本金の45%を出資して韓国・釜山に設立。工場を移転する92年まで、青石綿製品などを製造していたという。
97~2006年に行われた調査では、同工場の半径2キロ以内で11人が中皮腫を発症。発症率は100万人あたり3.07人で、非曝露地域の約10倍と推定されるという。
来日するのは「韓国石綿追放全国ネットワーク」のメンバーら16人。ニチアス王寺工場(奈良県王寺町)や泉南市、兵庫県尼崎市などを視察した後、20日にニチアス本社で面談を申し入れる。
同会議は「事実関係を確認したい」と主張。ニチアスは「当時の関係者は退職しているため、事実関係を調査している」としている。
出典:MSN産経ニュース