は35歳で国家公務員試験を受けて、36歳になった頃の昨年の4月から新規採用されて公務員となりました。

当時の僕も受験を受けるにあたって色々と調べたのですが、アラサーでも試験が受けれました。

現実、公務員を希望する若者が少なくなっており、人手不足の問題を抱えているのが実情みたいです。

 

公務員といえば、収入などが安定しているというイメージを持つ方が多い職業の1つだと思います。

なので、年々少なくなっているとは言えども収入などの安定を理由に公務員を目指す人は少なくないとも思います。

実際公務員になってみて思うことは、毎月の給料が決まっているので、iDeCoやNISAをするにあたって固定費を除いて変動費をコントロールできれば安定的に積立ができるな~と感じました。

それにボーナスも必ず支給されるので、ボーナス月にも追加積立しやすいですしね。

 

民間企業はどうしても今回のコロナや不景気に左右されますし、ましてやブラック企業に勤めていれば、なおさらそのような考えに至る方もおられると思います。 

そんな公務員には、僕と同じように社会人が転職することも可能ですが、公務員に転職するためには中途採用試験を受験して合格する必要があります。

元々公務員を目指している方なら試験の傾向なども把握しておられるので試験勉強を頑張れば良いのでしょうが、普通なら転職を決めてから試験勉強をしながら合格するための他の要素の勉強や対策を考えなければいけないでしょうし、試験を受けてから合格発表までがとても長いので、大変さなどにおいて覚悟がいると思います(僕も受験を申し込んでから結果発表まで半年くらいかかりました)。

さて、その安定した給与の公務員への支払いは、「国家公務員法」「一般職の職員の給与に関する法律」「地方公務員法」で定められています。

そのため、社会の経済状況に関係なく、公務員は毎月決まった給与が受け取れるということです(支給されない=法律違反ですからね)。

その国家公務員の給与を改定するためには、内閣で閣議決定された「給与法案」が、国会での審議を経て可決・成立される必要があります。

 

そして、地方公務員の給与は、「級」と「号給」によって決まるみたいです。

「級」と「号給」を決定する要素は、「級」が職務の困難さ、複雑さ、責任の度合い、「号給」は経験年数による職務の習熟度であり、各地方自治体には、「級」と「号給」の組み合わせで構成された給料表の作成が法律によって規定されているみたいです。

そのため、減給処分などにならない限り、公務員は給与が法律などによって安定保障されているということですね。

 

なお、給料表は職種によって異なり、あくまでも一例ですが大阪市によると、行政職の8級である局長は給料が57万4900円で、これに管理職手当の14万3000円、地域手当の11万4864円が加わり、合計で83万2764円になるみたいですね。

昨今の人手不足から僕と同じくアラサー(30歳前後)でも受験できる公務員の中途採用試験は少なくないでしょう。

例えば、2024(令和6)年に人事院が予定している、社会人経験者が対象の採用試験では、「1984(昭和59)年4月2日以降」に生まれていれば受験可能です、ということから公務員の中途採用試験は、アラサーも受験可能の場合があると考えてよいでしょう。

 

なので、国家公務員と地方公務員の中途採用試験は、そのほとんどが僕と同じアラサーも受験可能となっていますし、更に試験によっては40代や50代からでも公務員の中途採用の可能性もあるのです。

実際に僕と同じく4月に中途採用された50代の方もいました(その方は経歴から採用されたみたいで、一般的な5教科の試験などはなく、論文と面接しか受けていないそうです)。

 

決して給与は高くはありませんが、安定を優先されるなら公務員への転職はアリだと僕は思います。

忙しさも部署や配属先によって違いますが、基本的には効率的に仕事をこなせば残業はありませんし、平日の夕方以降のプライベート時間も確保しやすい環境だと思います。

しかし、僕も失敗しましたが、人間関係がとても難しく(変わった方も多いです)、高スペックなコミュニケーション能力が必要だと思います。

陰湿なイジメやハラスメントも多い印象があり、縄張りをやたらと主張してくるので、仕事はとてもやりにくく、非効率的な部分も多々あります。

 

デメリットも多い公務員ですが、もし今、勤めている会社の給与が不安定ということで、コミュニケーションに自信がある方、非効率な仕事や法律に則った定型的な仕事に我慢ができる方なら公務員の中途採用試験を受験してみてはいかがでしょうか。

ちなみに僕は公務員には向いていないと実感しておりますが、メリットもあるので我慢しながら公務員をやってもうすぐで1年が経とうとしています。

もう少しは公務員を続けようと思ってもいますので、メリット・デメリットをよく考えて参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

それでは今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。