20世紀最大の物理学者とも言われるアインシュタインが「人類最大の発明」、「宇宙で最も偉大な力」と呼んだものが何かご存知でしょうか?
アルベルト・アインシュタインは複利を「人類最大の発明」と評したとされています。
複利は古くからある利子の概念で、利益がどんどん増えていくシステムです。
複利はこの資本主義社会においての効率化とも言えるだろうし、資本家(お金持ち)が最速でお金を増やそうとする最良の方法であり、システムなので、デメリットもないのです。
これと比較されるのが単利ですが、これには大きな違いがあります。
単利と複利は、簡単な計算でお金が倍になるおおよその期間を求められます。
それが「100の法則」と「72の法則」です。
投資の世界では、この「72の法則」は常識です。
この計算式では、単利の場合は100、複利の場合は72を金利で割ります。
例えば金利が4%の商品であれば、
・単利:100÷4=25
・複利:72÷4=18
となるので、金利4%の商品は金額を倍にするのに、単利であればおよそ25年、複利であれば18年かかるということです。
もちろんその時の市場や世界情勢にもよって違ってきますが、おおよその目安であり、複利と単利ではこれだけお金が増えるスピードが違ってくるのです!
よく複利を雪だるま方式と言い換えられますが、まさにその通りなのです。
転がせば転がすだけ(運用すれば運用するだけ)雪だるまは、地面の雪を集めていき、巨大化していくのです。
転がす雪だるまを計算式に当てはめると、複利とは利息の計算方法のひとつで、元金だけでなく、利息にもまた利息がつくというものです。
逆に、元金だけにしか利息がつかないという利息の計算方法を単利で、これは雪を手で集めて転がさない土台となる雪だるまにくっつけていくイメージで、効率が悪いのです。
もし、あなたが100万円を金利2%の銀行に預けたとします。
単利の場合は、
1年目には100万円+2万円=102万円
2年目には102万円+2万円=104万円
3年目には104万円+2万円=106万円
……、と増えていきます。
複利の場合では、
1年目には100万円×1.02=102万円
2年目には102万円×1.02=104万400円
3年目には104万400×1.02=106万1208円
……、と増えていきます。
これは小さい金額と金利で計算していますが、これがお金を持っていれば持っているほど効果は絶大なのが確認できると思います。
人間(権力者)って恐ろしい生き物ですよね・・・www
さて、アインシュタインが複利を「人類最大の発明」、「宇宙で最も偉大な力」と評したのは、資本主義社会の急成長を目の当たりにして、金融の力の象徴である複利がその原動力であると考えたからであるという解釈や、資本主義の弊害に対する皮肉あるいは批判であるといった様々な解釈があります。
銀行預金しか手段がなかった昔とは違い、ネットも普及した現代、スマホで私たち一般市民も複利の効果を得られるので、この人類最高のシステムを精一杯活かしていきましょう。
投資の神様のウォーレン・エドワード・バフェットも複利の最大の見方は時間と言っているので、できるだけ早く始めていきましょう。
今があなたの一番若い時ですよ。
それでは今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。