- キッチン (新潮文庫)/吉本 ばなな
- ¥420
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この頃本屋にぶらっと寄っては、3、4冊本を買ってくる。
そして手元には、読んでない本が7冊から10冊ぐらいある。
本の種類はビジネス本や小説などいろいろ。
読んでない本が何冊もあると、なんとなく安心感があるのだ。
ビール好きが冷蔵庫に好きなビールをキープしておくような
感覚かもしれない。
「キッチン」はブックオフに行った時に買った。
吉本ばななの本は今回が初めてである。
彼女の著書の中でも、「キッチン」は代表作
かなというぐらいの認識しかなかった。
キッチンという場所を偏愛する私。
そして身近な人物の死と、
その死を受け止め生きる私。
一人称で書かれた小説で、
日記のような感覚で読むことができた。
「死」が大きなテーマとなっているが、
重々しさはない。
20代前半の女性の感性がよく伝わってくる
名作なのでは。