2、不良たち

 オレは一目散に家に帰り、ゆかりに電話した。プルルルルルガチャ
「何?」
「ちょっと聞けよ!しっかりとな。海が言ってたんだけど、最近不良が出てるらしいぜ」
「だから?」
「いや・・・・だから捕まえようぜ」
「まぁねー」
「なんだよ」オレ
「いいわよ」
「じゃぁ三橋公園に来いよ」
「はいはい」

 タッタッタッタッ、オレは海とゆかりが来るまで走っていた。すると海が来た。
「おまえ、おっせ~ぞ」
「それより、どんな作戦なんだ?」
”チッ!”
海がそう聞いた時、高い舌打ちが聞こえた。上を見ると噂の不良たちが立っていた。
しかも6人もいる。オレと海はびっくりしていた。しかし、ゆかりが来てくれた。
するとゆかりが
「あんた達じゃまね!いっつも悪さばかりしていいかげんにしなさいよ」
あまりのゆかりの剣幕に、不良たちも驚いたようだ。
そして、高いバイク音とともに走り去って行った。オレと海は茫然としていた。
するとゆかりが、とんでもないことを言い出した。
「不良を倒してくるわ」
「おまえバカ~?」
「ええ」
「二人ともやめてくれよ」
「うるさい!」オレとゆかりが言った。
「お前、一人で行ったら死ぬぞ!ええ!?」
「わかったわ。でも3人でも勝てない、だから助っ人を用意してるの、だから家に来て」
「オッケー」海
「待って、オレ家に電話する」
プルルルルルプルルルルル「はーい、誰ですか?」
「オレ、今からゆかりの家に行く」「いいわよ」
「あと6時までには帰りなさいよ」「うん」ガチャ
「良いって」「じゃぁいくわよ」