最近のこども食堂って、テレビで観ていると、
奥さんが外出で、その為に、お父さんと子供が二人でお世話になっていたりして、
「これ?こども食堂の本来のコンセプトとズレているんじゃ…」とか、
ただ、地域の高齢の方の生き甲斐というか、今人気のボランティア団体?
なんていうのを観たりしますが、
それでも、どうしようもないくらい、このシステムが必要な子供っているんだと思います。
昨日、ネットで、佐藤健さんが、ある一つの、
こども食堂の団体の寄付に参加されているのを知りました。ヤフー募金。
で、観てみたら…
凄い寄付金が集まっていて、ふむふむ…
そうか。佐藤さんの特大パネル写真に直筆サインが当たるかもしれない、くじ付き募金か…
で、皆、寄付というか、ある意味、応募?なんですね。
さすがは広告塔…宣伝効果バッチリ。
という事で、私もプチ募金と思ったのですが、特大パネルが当たっても困るので、
他のこども食堂をサポートする団体に寄付しました。こちらもヤフー募金。
だって、金額があまり集まっていなかったから。規模も小さい感じだし。
と言っても、私の仕事の一時間の時給分です。今日のところは900円。時給900円の私。
毎月1000円を定期的に送るシステムもあるそうです。気に入ったらこっちの方が良いかも?
今年の2月の後半から、近所の保育園の給食調理員のパートに行くようになって、
子供達の食について、独身で子無しの私でも考えさせられることが多くなりました。
私は何の資格もないし、若くもないし、いまだに未婚の、とりえのないショボイ女なので、
どうしたもんだか…何とか仕事を非正規でも何でも良いので見つけないとヤバいと思い、
取り合えず応募したら、人手が足りないので、即採用になりました。
行ってみたら、すごく大変。こりゃ、なり手が少ないはず…。と思いました。が、
子供達の顔を観ていたら、もう少し続けようかな?と思いなおすこの頃。この仕事。
例えば…給食の時間、
急いでコーンスープのお代わりに来る子供。(このスープ、今日は見習いの私が作ったの♪)
ほとんど毎日、給食室の中にいるので、園児の食べる姿は見ることができませんが、
極まれに、観る機会があるので、それが楽しいのです。
保育園や幼稚園が無償化になりましたが、給食費は別です。
少ない給食費の中で、社員の栄養士さんが考えて考えてメニューを作っています。
保育園に預ける親の収入も、かなり格差がありそうで、
中には外国から出稼ぎにきた、全く日本語がわからない外国人の子供や、
両親ともどもそれなりの企業に勤めていそうな、お金のありそうな夫婦の子供。などなど。
民間の保育園でも今は無償化なので、さまざまみたいです。
朝早くに預けにくる為か、朝ご飯を食べてこない子もたくさんいるそうです。
給食がブランチ。おやつも超栄養源。
そして、夜遅くに仕事帰りに親が迎えに来ると、もう眠い…。晩御飯は??
お金のあるなしではなく、昼間の保育園での食事がどんなに大切か、
子供にとっては良い事が何もない、今の歪んだ生活スタイルを実感させられました。
保育園は無償化で、小学校も公立は無償化ですが、決定的に違う所は、
保育園には夏休みや春休みが全くない事です。
保育園には、小学校のような長期の休みがない!この違いは大きい!
保育園(うちの保育園)は、日曜、祭日と年末年始以外、基本、親が申し込めば、
子供は保育園で給食とおやつが提供されるのです。
しかも外食より低額で、栄養バランスも比較にならないほどずっといい。
もちろん、こだわりのオーガニック食品というのは無理ですが。仕方がないですね。お金!
しかし、小学校に入ると、児童クラブという、子供をあずがるシステムはあっても、
そこでしっかりと、日々のご飯をお腹いっぱい頂くことはできないのです。
晩御飯前に、腹持ちの良い、昆布おにぎり(ちなみにこれは今日のおやつ♪)が
おやつに出るとか、無理なんですよね。
みんなで、ご飯はテーブルの左に置き、右には汁物のお椀、真ん中はおかず、
その斜め奥に麦茶の入ったマグカップ。で、マイ箸やスプーンで頂くのです。
配膳も片付けも、4歳以上は自分達でやるのです。
親に作り置きされた食事や買ってきた食事を一人でチンして食べるばかりでは、
日本人の食事のマナーも身につかないし、皆で食べるという行為の楽しさもない?
今は新型コロナで学校が長期の休みに入り、
給食で、みんなで一緒の食事や、重要な栄養補給が出来ない日々。
親が忙しい為、相当、バランスが崩れた食生活の子供や、一人飯の子供が多いはず。
今回の、佐藤さんのパネルが当たるくじ(!)のついた名前のついた募金で、
どれだけの子供が美味しくご飯が食べられるかと思うと、
特大パネル欲しさに何回も募金する人がいても、それでもいいかもしれないと思いました。
ルックスというか、容姿が良く、それを売れる人は、それを売って人助け。
それもありっ!
と、給食のおばちゃんは、ご飯を炊く、バカでかいお釜を洗いながら思うのでした~♪
(では、おやすみなさい。腰も筋肉も頭も疲れました~(^▽^;))