メンターと話していて、私がやたらと「見られ方」や評価を気にすることがわかった。
それが私の足枷になっているかもしれないと。
小学生時代、私はクラスの女子のヒエラルキーの中で、それなりに存在感はあるんだけど、友達になりたいと思われるタイプではなく、地味で、ブスで、どちらかと言えば下層で、チヤホヤなんてされなかった。それが悔しかった。
だから、どんな娘がクラスの人気者になるか研究していたものだ。
可愛くて、明るくて、可愛いグッズ持っていて。私も持てば愛されると思った。
だけど、顔も思春期になると、ニキビ面になり、太り始めた。年頃になり、男子受けも気にする。どんどん卑屈になった。
だから、地味な世界に行けば、私は映えるはず。ヒエラルキーの上に行けるはず。
そう思い辿り着いた道に公務員という職があったのかもしれない。もちろん、そんな理由だけで入った職業じゃないし、世の中が思うほど楽な仕事じゃない。
だけど、地味な世界にはその世界の優秀な人、受け入れられる人がいた。
私は受け入れられていると感じず、異物のように感じた。より劣等感を覚えた。
小学生の私が今も中にいる。
私を見て、認めて欲しい。大事にして欲しい。褒めて欲しい。友達になって欲しいと。
「私は友達じゃないの？」、「ちゃんと褒められてるじゃん」と友人に言われそうだけど、私の中の小学生が今もずっと叫んでいる。