本日ICOMOSが「百舌鳥・古市古墳群」を世界遺産一覧表に記載するようユネスコに勧告したことが発表され、令和元年7月に世界文化遺産に登録されることがほぼ確実となりました。

近畿で唯一世界遺産登録が無かった大阪では、古代の日本の中心地でもあった大阪の世界遺産候補を世界遺産として登録することが長年の
悲願となっていました。

この古墳群は当時の豪族や大王墓のほか天皇の御陵が含まれるため、世界遺産登録は困難との意見がある中で登録地を含む市や地域が粘り強く活動をおこなってきた結果、顕著な普遍性が証明されただけでなく、世界的にも類をみない特異性についても評価されたと考えられる。


争いの絶えなかった当時の世界情勢の中、古墳を造ることによって人々の心に平和の砦を創り平和を願った大王たちの想いを今日に伝える遺産と言えるでしょう。