やっと日の出時間が、少しずつ早まる

ようになり始めます。


2024年 1月20日(土)


二十四節気の

「大寒(だいかん)です



◎少しずつ陽が伸びて、1月 1日と比べると

(東京)

日の出:  6:50 →  6:49

日の入:16:38 →16:55



◎ この時期は寒さの絶頂期。

雪や氷に覆われた 厳寒の季節。

北からの冷たい木枯らしが吹き、

大地は凍り、雪が降り続けるなど寒さが

厳しくなる頃です。



こよみ便覧には

『冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也』 

    …と あります。


よみ下し文には

「一年で一番寒さの厳しい頃。逆の見方をすれば、これからは暖かくなるということである。春はもう目前である。」

     … と、解釈されています。




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二十四節気をさらに 5日ごとに分けた

「七十二候」は


初候(1月20日 〜 1月24日頃)

「款冬華(ふきのはなさく)

◎凍てついた地にフキの花が咲き始める頃

地面には雪が積もり、強い寒さが襲って来る頃。






次候(1月25日 〜 1月29日頃)

「水沢腹堅(さわみずこおりつめる)

◎沢の水が氷となり厚く張りつめる頃。

この時期、一年での最低気温が記録される

事が多くみられます。






末候(1月30日 〜 2月 3日頃)

「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)

◎ニワトリが春の気配を感じ、卵を産み

始める頃。

日照時間が長くなるにつれ、自然の鶏は

産卵率が高まります。






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『寒仕込み』

この時期「小寒」から「大寒」の間

( 1月 6日~ 2月 3日の間)


水には雑菌が少なく体に良い上に

長期保存に向いていることから

みそ・しょうゆ・酒など

を仕込むのに、最も良い頃 

   とされています。




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大寒たまご』

一年のうちで最も栄養価が高く、黄身も

濃厚でおいしい卵と言われてきました。 


大寒の卵を食べると、

一年を健康で過ごすことができる。と

言い伝えられています。



風水では、 卵が「金」の気を持つ食べ物で
あることから「金運」と「健康運」を呼ぶ
縁起物とされています。



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旬のもの
南天
「難を転じて福となす」という意味に
通じることから縁起が良いとされ
正月飾りなど祝事に使われます。




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イベント
1月21日(日「初大師」

新年最初の
    弘法大師空海様の御縁日






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1月24日(水「初地蔵」

特に1月・5月・9月の24日は大祭

あたります。


病気平癒、商売繁昌、心願成就などを祈念


(和歌山県/高野山霊宝館収蔵)





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1月25日(木「初天神」


天満宮は、平安時代の貴族・政治家・学者

だった菅原道真公を祀る神社

学問の神様『天満宮』は全国各地に

ありますが「大阪天満宮」「北野天満宮」

「太宰府天満宮」が有名です。


(菅原道真




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1月28日(日『初不動』


「不動明王」は密教の根本尊「大日如来の化身」また 内心の決意を表現したものとされ

「お不動さん」とも呼ばれたりしています。





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2月3日(土)「節分」

立春の前日の事で「季節を分ける」という

意味があります。


季節の変わり目には鬼が出る。といわれた

ことから「鬼は外、福は内」と 豆を撒いたり

節分の夜は イワシの頭をヒイラギの枝に

刺して、玄関の戸口に飾ったりする習慣が

できました。




そして
2月 4日(日)
「立春」を迎えます