『節分』は、もともと 二十四節気の季節が移り変わる

「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日ことを指していました。

しだいに 春だけに用いられるようになったのは、

旧暦では『立春』が 一年の始まりだったからなのかもしれません。

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新年を迎えるための行事

神社では『節分祭』

寺院では『節分会(せつぶんえ、せちぶんえ)

  という 呼び方で開催されますが


2021年(令和3年)は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止になるところが多いようです。


  (東京・浅草寺の節分会)

毎年浅草にゆかりのある、芸能人の豆まきでも有名な浅草寺の節分会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止となりました。



『節分』は運の流れが切り替わるときです

厄を祓い、幸運を招きましょう


◎節分を迎える前の準備

古来から『豆』には 霊的な力が宿ると信じられ 神様へのお供え物とされてきました。

ただし、生の豆をまくと地面から新しい芽が出て、悪い鬼が再びやって来るとされたことから

前日までに豆を煎って、神棚もしくは北の方位に供えて 置いてください。

「煎る」は「射る」に通じ、鬼退治のパワーが発揮されると言われています。


◎節分のお飾り

節分の夜は イワシの頭をヒイラギの枝に刺して、玄関の戸口に飾ったりしました。

ヒイラギのトゲは鬼の目を刺し、イワシの頭は臭い匂いで邪気を祓うとされ

イワシの頭は飾る前に、焼いて使うそうです。

そのとき「稲の虫の口焼き、麦の虫の口焼き」という呪文を唱えていたとのこと。

こうして大切な穀物を害虫から守り、一年間の豊作を祈ってきたそうです。


◎豆まきは夜に!

家族が揃ってから行います。

豆をまく人は一家の家長か長男の役目とされている地域や、運気上昇中の年男や年女がまいたり、厄落としで厄年の人がまく事もあります。

家中の窓と玄関を開いて、奥の部屋から順番に

窓から外へ「鬼は外!」と2回。

鬼が戻らないように窓をスグに閉めて、

部屋の中に「福は内!」と 2唱えながらまきくのが一般的。


鬼は音が苦手だと言われることから、大きな音や声で行っていました。

現代では難しくなりましたが…     ね (^^;)

最後は玄関で豆をまいて終了です。


◎豆を食べましょう

豆まきの豆は『福豆』と呼ばれる縁起物。

“ まめまめしく ” 働いてステップアップを願い、年の数の豆を食べたり、

立春で新しい年が始まるので一粒多く食べることも。

特に厄年の方は、早く厄を終わらせるために一粒多く食べたりします。

残った豆はお椀に入れてお茶を注ぎ『福茶』として飲む風習もあります。



◎節分の開運食

『 ちまき 』

中国から伝えられた習慣で、鬼を払い

春の神様を迎えるという意味があります。


『 福茶 』

一年の無病息災を願い、昆布の佃煮や梅、豆を入れます。

昆布はよろコブ、梅は縁起物、豆はまめまめしく働く、という意味が込められています。


『 恵方巻き 』

長いものは縁起がいいとされ、その形は鬼の金棒に見立てているから など、諸説いろいろあります。

太巻きの具材は、七福神にちなんで七種類の具(かんぴょう、しいたけ、ウナギ、だし巻き卵、きゅうり、でんぶ、が  よくあるタイプ )を入れると、七福神の福を取り込めるとされていましたが…

伝統を守るか、新しい具材にチャレンジするか…


★2021年の恵方は「南南東」

口から福が逃げないように 

無言で食べましょう~♪ (*^▽^*)


節分を楽しんで

   開運チャンス!