昨日20年ぶりにバレーボールをした。よくよく考えたら30年ぶりかも知れない。
当時は市で1,2を争うチームに所属していたけれど、
腕にボールが当たっても何処に飛んで行くやらで・・・。(+o+)
きっかけは健康診断で運動不足を指摘された為でした。
今日はアチコチ筋肉痛だろうと思っていたら、いやそうじゃ無い!
高齢者は3日後だわ。ははは(-_-;)
そう、高齢になると痛みは早くて3日後。
このように知らず知らずのうちに身体は老いていきます。
身体だけなら良いけど脳も老いていきます。
実際私もいきなり何かを聞かれると、
前頭葉に霞がかかったような、スポンジを頭に入れたようなスッキリしない感覚があります。
これが酷くなると所謂「呆け」なのでしょうね。
アルツハイマーは生来、高齢者の4人に1人はなるであろうと言われています。
これは私の観察ですが、几帳面な方に多い気がします。
ディサービスに来られる約半数の方がこの病気でした。
酷くなると1分もしないうちに言ったことを忘れてしまい、
同じ事を何度も何度も聞いて来ます。
忘れるから聞くと言うよりも、不安なので聞いて来るようです。
この、ただ忘れてしまうアルツハイマーの症状だけなら良いのですが、
ここに統合失調症やレビー小体型、前頭側頭型などを併発してしまうと厄介です。
こんなことがありました。
70歳の女性です。
アルツハイマーと統合失調症を患っています。
朝、機嫌良くデイサービスに訪れて脳トレや体操など順調にこなされていました。
昼食は利用者と一緒に作るこの施設。
突然この女性の切り物の手が止まって怖い顔で下を向いていたので、
「どうしました?」と尋ねたところ「隣の人が私に死ねと言っている」と大きな声で言い始めました。
隣の方が切った果物の数を数えていただけなのですが、14と言う数字に反応して「じゅうし」の「し」が「死」に
聞こえて来たようでした。
職員が対応しましたが、この病気は誰が何を言っても当人にはそう聞こえているので説得は出来ません。
むしろこういう場合は聞くだけ聞いて話題を変えていくのが賢明です。
話題をすり替えて、その方の過去歴・生活歴から素晴らしい部分を褒めると気分が落ち着くようです。
アルツハイマーなので褒めるうちに当人は、何事も無かったかのように忘れてしまいます。
家庭(家族)ではどうしても感情が先に出る事が多いので、
ついつい「さっき言ったでしょ!」と言いたくなってしまいます。
イラっとしても一呼吸して話題を変えるとか、伝達事はメモにするとか工夫してみて下さい。
一番ダメな事は怒鳴ったり、怖い顔をして見たりする事です。
反って認知症が進んでしまいますので注意です。
イライラが募るようでしたら、デイサービスを利用するなど心の休息時間を作って下さい。
ご家族では頑張る方が多いのですが、頑張り過ぎは心も身体も壊してしまいます。
自治体や地域包括支援センターなどに相談して下さいね。