私は自分の体験から、生徒さんには
お清書の時「失敗してもいいんだよ。」と伝えています。
その経験が後に繋がるから。
でも自分の子どもの時はどうだったか
「お清書は絶対失敗したくない。」でしたね。
自分の気が済むまで書かせてもらっていました。
作品の中の払いやはねるところが
書けた時の爽快感はたまりませんでした。
これは子どもの頃の方が純粋だった気がします。
だから、当時は最後に書いた作品がお清書、
実際凄く時間が掛かっていました。
スイッチが入るのが遅くて、先生にはだいぶ迷惑をかけてます。
失敗したくないは誰でも思うことだし、
大切な気持ちでもあるけど。。。最近は考えも変わってきて
後で自分の為になることがわかってきたら、これいいやん。
お清書が思うように出来なくて悔しいけれど、自分の実力今はこのぐらい、
でも次こそはもっと書けるようになるんだと言い聞かせて、
お稽古していってなにかしら掴んでいくんです。
これからもう少し子どもの時のように丁寧に書いて
出来たーやったーいいねーとお稽古します。
失敗しても諦めません、だって後に繋がるから。