上手な人がうまくなるとは限らない | 浄香ブログ

浄香ブログ

福岡県筑紫野市
と新宮町で
日本習字の
書道教室をしています
教室の風景や作品など
を載せていますよ♪

今日コメントをいただいて思い出した事が

10年間に色々な生徒さんと出会いそして別れました

Sさんは確か4年生か5年生の夏ぐらいに入会してきたんです

はじめからお上手でした

お手本を見る力があったんですね

私に聞かずに、一生懸命時間一杯書いていました

「たまには私を使ってよ、Sさん」と言ってしまったほどです

確か一年半位で毛筆が五段、硬筆も四段?だったかなー

でも私には不満がありました

形が綺麗すぎて子供らしさのない線だったから

他の一年生からやってた生徒さんは

形はそこそこでも線に勢いがあって元気にみえた

そのSさんは何故かすぐに辞めてしまいました

八段まですぐに手が届きそうだったのに

お上手な方はすぐにうまくなるけど続かない

自分は出来ているんだと勘違いしてしまうのかな


そんな人もいれば 今伸び盛りのSくん

Sくんは長く続けているけど。。。

だけど生徒部の八段を取得して

高校生になってからも続けてくれてるんです

女の子の生徒さんは、皆部活関係で辞めてしまったのに

彼とても良くなってきました

日習展で行書をしっかり書いたので

楷書の点画が以前とは違う

きちんとした用筆が出来るようになりました

「Sくん、本当に上手くなったよ

書けるようになって 楽しいやろ。。。」

大人しい彼は照れながら 「。。。あ はい」

今まで彼のようにコツコツ努力して

急にスィッチが入った子が何人もいます

皆 上手になりたいと思っているんです

頭の中では。。。 

だけどなかなか結果が出なくて

諦めてしまう人が多い

いいえ諦めないで下さいね

うちのお教室ではそれを乗り越えて

頑張る力をつけた生徒さん沢山います

子どもさんは皆素直です

もちろん成人の皆さんも真面目な方ばかりです

上手だからとか器用だからは関係ない

自分の努力次第で変われるんです

コツコツは馬鹿に出来ませんよ

だって私見ちゃったんです何人も