この話は大腸癌になる前の話です。
かかりつけの先生は提案したり、背中を押してくれる。
血液検査の時に
「還暦過ぎたら前立線癌の検査を受けたほうが良いよ」と言い
「血液検査で、それが、分かるけど、どうする?」と、
私は、血液検査のついでなのと、初めてなので承諾した。
次の来院の時に結果を教えてくれる。
私は痔の手術の検査時に前立腺肥大だと言われていました。
尿の出方は、細くもなく、残尿感もなく、夜、幾度と起きる事もなく
普通でした。
結果は「普通より少し高いそうですが」、
「また今度3ヶ月後に検査しましょう」と言うことになり
最初は結果「オーライ」で良かったが、
だんだん、数値が上がってきて、
しまいには、[数値が10] になり先生も
「前立腺癌の疑いがあるから検査しなさい」と言われ
紹介状を書いてもらい、総合病院に行きました。
初診は、問診と触診だけで、検査日を決められました。
検査入院です。
痔に次いで又、下の検査、恥ずかしいやら、痛そうやらで、不安だらけ
お笑芸人の人が前立腺がんにかかって、
痛いとか言っていたのを思い出す。
検査当日、歩いて検査室に入った。パンツを下げて横になった。
どんな形の器械なのか全然見えなかった。
お尻の穴からその器械を強引に差し込み
「これから10回針を刺して検査します」
1発「バチン」と…・「痛くないですか」と先生
痛くない訳がない…・「痛いけど大丈夫」と言う。
「バチン」…・「バチン」…・「バチン」
「グッ」と我慢…・「グッ」…・「グッ」 (><;) (><;)
大型のホッチキスで打たれている様だった。
心の中で1回…・2回…・・3回と数えた……
あと、1回だ!「バチン」…・・終わったと、
思ったらまだ、やめない、
「おい、11回だぞ、こんな、サービス要らネーョ」と思った。
ようやく終わった。最初の1発目は麻酔だったのだろうか?
麻酔ならば少し時間を開けてから2回目を打つのではないの?
最初から同じ間隔で撃ち痛さも最初と同じ痛さだった様に思う
回数を間違ったのか?サービスだったのか?……・
車椅子を持って来てくれた。車椅子に乗り診察室を出ると
「ドッ」と冷や汗が出てきて気持ち悪くなった。
少し意識が遠くなりかけた。
マジ、死ぬかと思った。
看護婦さんが血圧計で計ると高い方が60の数値、
又、診察室のベッドに戻された
しばらくの間横になって看護婦さんに額の汗を拭いてもらっていた。
「たまに、こう言う症状になる人いますよ。」「大丈夫ですよ」
「たまの、1発のサービスの為にこう言う症状に
成ったのではないのかなぁ…」と勘ぐる…・
ちょっと、しつっこいかな!
部屋に帰り一泊した。・・・・・
後日の検査結果は癌では、「無い」。良かった、
前立腺肥大はどうするのかと聞くと、
「そのままでいい」、と言われた。
では、なんで数値があがったのだろうか?
また数値が上がったら又、針を刺すの?
疑問が残った!・・・・・・
其の時は、ただ、軽くそう思った。
だが、今、大腸がんになって思う。
前立腺癌の検査をして「癌ではない」という結果が出て良くても
「10の数値は」低くなってはいないのだ。
そのままなのだ。
それ以来、前立腺がんの血液検査をしていないから解らないけれど、
其の時、もっと追求すればよかったと悔やまれる。 (´□`。)
前立腺癌検査の結果の[10の数値]はこの大腸がんの数値であって
その時すでに大腸がんは出来ていた、のではなかったのか?
自分は癌にはならないと思っていたし、
前立腺癌では無いと言われ嬉しくて舞い上がっていたし、
他に頭が回らなかった。
又々、痔の時、同様に深い配慮に欠けていた。
残念! (>_<)