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うちわです

烏枢沙摩明王（うすさまみょうおう）という神さまをご存知でしょうか

この世の汚れを一切焼き尽くすという炎の神さまで様々な宗派で信仰されています

この烏枢沙摩明王を静岡県袋井市のお寺ではトイレの神さまとして祀っています

可睡斎の東司

東司とは仏教寺院のトイレの事

なんと室内には烏枢沙摩明王像とお賽銭箱が置いてあります

この可睡斎の東司の烏枢沙摩明王像は日本一の大きさを誇ります

ちなみに作られた当時から水洗トイレだったようです

作られた年は昭和12年（1937年）

当時、水洗トイレは珍しく時代の最先端です

炎の神さまが水洗トイレの神さまをしているというのもおもしろいですね

烏枢沙摩明王は元々不浄を浄化するとして、密教や禅宗の寺院ではトイレに祀られる事が多かったようです

また胎内にいる女児を男児に変化させる力があると信じられていて、戦国大名など男児を求めた時代には信仰を広めました

現在、この東司がある可睡斎は国の登録有形文化財で様々な年間行事を行い参拝者を楽しませています

トイレの神様に見守られながら

静岡県に立ち寄られた際は可睡斎に行ってみられてはいかがでしょうか

烏枢沙摩明王に見守られながらでは出るものも出ないかもしれませんが(笑)

普段とは一味違う非日常を体験してみましょう

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