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B級おもしろ映画館

古い映画や映画館をこよなく愛し
なによりも面白い映画が大好きなオジサンのブログです

長い間、猫との生活が続いていた。

多い時には11匹もいた。それが現在全くいなくなった。

ポッカリ空いた心の穴ぽこは埋まりそうもない。

映画を見ていても猫が出て来たりすると

ストーリーに関係なく涙が出そうになる。

これはもう一種の病気みたいなものです。

何とか一匹でもと思っているが、中々思うようにはいかない。

保護猫を探しているが、普段は良く見る猫たちが

いざとなると中々見つからない。

これも一つの縁次第だと思うので

気長に探そうと思っている。

 

映画は「地上最大の脱出作戦」と「脱走山脈」を見た。

前者はブレーク・エドワード監督のハチャメチャ戦争コメディ。

後者は、戦争中にヒョンなことから象の飼育係をしていたら

動物園が爆撃にあい、象と一緒にスイスに脱出してしまうと言う

男の物語。

二本とも大好きで、思い出しては見てしまう。

「脱走山脈」は特にお気に入りで

顔だけなら象に負けないいかつい男オリヴァー・リードが楽しい。

途中、味方のくせに邪魔しているのかと思いたくなる

マイケル・J・ポーランドが面白い。

ユーモアたっぷりで、サスペンスフルな展開も

戦争冒険活劇として大変楽しく見る事が出来る。

後にチャールズ・ブロンソンのお抱え監督のようになってしまうが

マイケル・ウィナー監督の中では一番面白かった。

 

明日は東濃地方でも雪がパラつくとの事。

久し振りに図書館に行こうと思っているが

どうなる事やら・・・・・・。

暖かくして過ごすしかありません。

 

 

 

 

 

「カルメン故郷に帰る」で、主役の高峰秀子さんが

撮影中に言った言葉です。

「カルメン故郷に帰る」は、日本初のオールカラーの作品でした。

そのためにもしカラーが上手くいかなかった時の為に

モノクロでも撮影されていました。

その為に全てカラー用と、モノクロ用の二通りが撮影されました。

高峰さんは「役者はどうしても前よりいい顔をしたがるものよ」と

言っていました。

全く同じ顔、同じ演技は結構大変だったと云っていました。

他にもこの様な作品はないかと探したらありました。

新東宝映画で大ヒットした「明治天皇と日露大戦争」です

こちらは最初のシネマスコープ映画です。

(東映の「鳳城の花嫁」が日本初と言われていますが

完成したのは新東宝が先で公開日が遅れただけだったようです。)

こちらは劇場の設備がシネマスコープようになっていない

地方の為にスタンダード・サイズでも撮影された。

外国にはないか探したらありました。

「略奪された七人の花嫁」です。こちらもシネマスコープ作品です。

失敗した時の為と、まだ設備の整っていない劇場の為に

スタンダード・サイズでも撮影されています。

この3本の映画、予備で撮影された作品も

今、見る事が出来ます。比べてみるのも面白いものです。

映画技術が発展途上だった頃は、この手の話が結構あります。

今では考えられない出来事でしょう。

 

フランク・シナトラ、スペンサー・トレイシー主演

マーヴィン・ルロイ監督の「四時の悪魔」を見る。

豪華な出演者を揃えているが

監督のマーヴィン・ルロイさんの演出がマダルッコクて

何とも中途半端な出来栄えにガックリしてしまった。

どこかの映画館で見た筈なのに

どうしても思い出す事が出来ない。

年のせいなのかこういった事が多くなってきている。

 

雪でも降りそうな毎日が続いている。

土曜日からは間違いなく雪が降るとの事。

妻と二人、ペットロスの引きこもりが続きそうです。

 

 

 

昨日、78歳の誕生日でした。

一日遅れですが、妻がお気に入りのレストランで

美味しい料理で祝ってくれました。

川沿いの森の一軒家風の佇まいが夫婦揃って大好きです。

珍しく妻からプレゼントもいただきました。

先日壊れてしまったCDラジカセ!

落語を聴いたりしていたので残念に思っていたら

包みを開けるとCDラジカセ、感激しました。

今、お気に入りの小野リサさんのボサノバを聴いています。

 

この一年、病気との戦いに終始していました。

良くもまあ生きていたものです。

私に巣くっていた癌細胞も今は暴れる事もなく

大人しくしてくれています。

この後も大人しくしてくれればと願っています。

まだまだ映画を見ていたいと思っているので・・・・・・・・・。

 

寒くなって身体も動かしていないので

せめて見る映画くらいは、元気溌溂な作品と思い

「電撃フリント・GOGO作戦」を楽しんだ。

60年代、007によってスパイ映画ブームが起こった時

ジェームズ・コバーンさんが見事なパロディ映画を作った。

ジェームズ・コバーンさん、決してハンサムではないが

長い手足が印象的な俳優さん。

武器としてアタッシュケースを渡されるが

そんな物は要らない俺にはこれがあると出したのが

何とまあ小さなライター一個!100近い使い道があるが

これは煙草に火も点けられるとうそぶく始末。

4人の美女に囲まれて優雅この上ない暮らしぶり。

腕っぷしも文句なしで痛快無比な活躍!

大統領から直通の赤電話をギャグに使うハチャメチャ振り。

こんな映画に大規模なセットを組んだり、大金をつぎ込んでの

製作振りに呆れるばかりです。

映画は、面白く楽しいのが一番と思っている私には

最高に素敵な作品でした。

それにしてもジェームズ・コバーンとリー・マーヴィンさん。

主役する顔じゃないが、魅力的な二人です。

 

遂に多治見の最低気温が―2度になった。

いよいよこれからが冬本番、

来年3月まで覚悟して頑張りましょう。