妻が絵の教室に出かけて留守。
猫たちの静かに寝ている様なので、一階の大きなモニターで
ユックリ映画を楽しんだ。
「ハタリ!」 1961年 158分
監督・製作・ハワード・ホークス、脚本・リー・ブラケット、
音楽・ヘンリー・マンシーニ
出演・ジョン・ウェイン、ハーディ・クリューガー
レッド・バトンズ、エルザ・マルティネッリ
何を見ようかと古い映画広告を眺めていると
上記の広告が目に飛び込んで来た。
新聞の日付が1971年3月になっているのでリバイバル上映のもの。
初公開は1962年10月27日。
神戸は新聞会館大劇場での上映だった。
最初に新聞会館で見て以来、映画館とDVDと合わせると
多分50回は超えている筈。
セリフは完全に覚えてしまっている。
妻は呆れかえって「阪神ファンといい勝負」と訳の分からん例えで
馬鹿にしている。
動物園からの依頼でアフリカで動物を生け捕りにしている。
今なら考えられない仕事かもしれない。
クロサイなどのシーンは迫力満点の描き方だが
その他は、サルや象などの捕獲はユーモアたっぷりに描かれている。
この捕獲チーム、10人に満たない数だが何とも愉快に描かれている
「リオ・ブラボー」のチームが、アフリカに渡ったような楽しさ。
脚本が素晴らしく、ハワード・ホークスの語り口の上手さもあって
158分が長く感じられない。
ヘンリー・マンシーニの楽曲の楽しさは、本当に素晴らしかった。
ラストの(子象の行進)は、私の映画音楽のベストです。
ジョン・ウェインとエルザ・マルティネッリの寝室での漫才のような
トボケぶりは何度見ても大笑いしてしまう。
この映画を見た花木京さんが「史上最高のコント」と言っていたのが
忘れられません。
幸せな至福の時間を過ごす事が出来ました。