隣町で蕎麦ランチ、映画は「モンタナの西」 | B級おもしろ映画館

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厳しい暑さは続いているが、隣町へ蕎麦を食べに行く。

メインは、冷たい海老おろし蕎麦。

ネギトロ丼のミニサイズ、茶碗蒸し、小鉢が付いていた。

蕎麦の専門店だけあって、蕎麦は本当に美味しかった。

ネギトロ丼も美味しく、お腹一杯になり大満足でした。

それにしても蒸し暑く、外を歩くのは勇気がいりました。

 

「モンタナの西」    1964年   84分

  監督・脚本・バート・ケネディ

  出演・バディ・イプセン、キーア・デュリア、ウォーレン・オーツ

 

バート・ケネディ監督の日本デビュー作。

川の傍で、初老の男が一人でコーヒーを飲んでいる。

そこへ若者がやって来て、河を渡ろうとする。

初老の男が、もう少し下流で渡れと忠告をするが

無鉄砲な若者は聞きもしないで、渡り始める。

そこは深くなっている所で、馬もろとも溺れそうになる。

この最初のシーン、初老の男の飄々とした感じがとても良く

ユーモラスな展開も楽しい。

この初老の男、死んだ親友の息子を立ち直らして欲しいと頼まれて

いて、親友の残した牧場を再建しようと考えている。

所が、その息子が川で大騒ぎをした若者で

ウォーレン・オーツらが仲間で、酒と女とバクチに明け暮れている。

結婚すれば多少は何とかなるんじゃないかと思い

通信販売のカタログを見て花嫁を探す。

この辺り、今のマッチング・アプリか出会い系の雰囲気。

カンサス・シティまで出向いて、子連れの女を連れてくる。

この二人を結婚させ、牧場の再建を託そうとする。

色々あって西部劇特有のアクション・シーンもあって

若い二人に任せて自分は牧場から去っていく。

所々にユーモラスな部分もあって、以後のこの監督の作品らしさが

このデビュー作でも見られる。

美しい風景も見る事が出来、西部劇の楽しさを堪能できる。

ラストシーンも予想外の展開で、見ていてホッと出来る。

90分に満たない作品だが、ユニークな佳作として心に残る一本です。

「ランダース」       1964年

「続・荒野の七人」    1966年

「戦う幌馬車」       1967年

「悪党谷の二人」     1968年

「夕陽に立つ保安官」  1968年

「大悪党ジンギスマギー」  1970年

「デザーター」          1971年

「地平線から来た男」     1971年

「女ガンマン・皆殺しのメロディ」  1971年

「大列車強盗」       1971年

 

彼の監督作、これで10本。西部劇ばかりです。 

その殆どがユーモラスな作品です。

3本立ての三番館で見るにはふさわしい楽しい映画です。

お薦めは「夕陽に立つ保安官」&「大列車強盗」の二本!

暇があればご覧になって下さい。面白いですよ!

 

明日は月曜、週一の日帰り温泉に行こうかと迷っています。